ほぼ市販モデル？ボディパネルのギャップが完璧に修正されたテスラ・サイバートラックのプロトタイプが目撃される【動画】

｜　テスラ・サイバートラックには様々なプロトタイプが存在し、しかし実際のスペックはまだアナウンスされていない　｜

今回展示されたテスラ・サイバートラック（試作車）はかなり高いクオリティを持っている

さて、テスラはサイバートラックの納車イベントを11月30日に控えており、そして今回はニューヨークの複合芸術施設、リンカーン・センターに最新プロトタイプを展示し話題となっています。

テスラはこれまでにも様々な場所へとサイバートラックを展示し、さらにはそのチーフデザイナーが自ら運転してイベントにも参加しているので「実車を見ることがそれほどめずらしくはない」状態となっているものの、今回話題となっているのは「その品質がほぼ完璧」だから。

テスラ・サイバートラックは「酷い品質になる」と予想されている

そして「品質の良さ」が話題となる理由としては、サイバートラックの外装パネルが（ステンレススティールを使用するということに起因して）酷いものになるであろうと見られているからで、しかし今回のプロトタイプではその表面やギャップ、チリが「ほぼ完璧」。

つい最近目撃された別のプロトタイプは（誇張抜きで）ボディパネルが「デコボコ」であっただけに今回展示されているプロトタイプの品質の良さが際立っており、それが今回多くの人を驚かせているわけですね。

なお、今回の展示は予告なして突然行われたといい、その理由は明かされていないものの、リンカーン・センターと関係の深い投資家、ロン・バロンがテスラの株式を1750万株保有していることと無関係ではないだろうと言われています（同氏はバイ・アンド・ホールド＝長期保有姿勢の投資家として知られており、テスラ株が2030年までに最大で5倍になると推測している）。

いずれにせよ、このサイバートラックの品質は非常に高く、先般目撃されたプロトタイプにあった「ピラーとフロントセクション」「ドアとドア」「テールランプ」などで見られた大きな段差がいずれも解消されており、ほんのわずかなギャップを除いて修正がなされているもよう。

テスラCEO、イーロン・マスク氏は、サイバートラックのボディパネルについて「レゴブロックやアルミ製飲料缶のように隙間なく完璧に組み合わせること」「この車両のすべての部品は、社内のものであろうとサプライヤーからのものであろうと、10ミクロン以下の精度で設計・製造される必要があり、それを実現するように」という指示を出したとされますが、テスラのエンジニアたちは見事その要望に答えたということになりそうです。

実際に顧客に納車される「製品版」サイバートラックだと”さらに”完璧にその隙間や段差が修正されているとも考えられ、よって高い期待が寄せらている状況ではありますが、逆に製品版の品質が今ひとつであった際の（株式市場の）反応が気になるところではありますね。

そして現時点でもまだわからないのがそのスペックと価格であり、これらについても実際に発表された際、どういったリアクションがなされるのかにも注目が集まります。

テスラ・サイバートラック「最新」プロトタイプを捉えた映像はこちら

4 minute detailed walk-around of Cybertruck today in NYC. This build looks absolutely perfect. 👌🏼 pic.twitter.com/GsIH2KDzm9

— Nic Cruz Patane (@niccruzpatane) November 11, 2023

Hello again, steer-by-wire😘

Video by @whosedrew https://t.co/FImQGXU7Pk pic.twitter.com/pYb6jB4nZD

— Nic Cruz Patane (@niccruzpatane) November 12, 2023

Awesome closeup! Great shot of Cybertruck’s Four Wheel Steering! https://t.co/6mRIsz8W82 pic.twitter.com/tXgmXU9GCk

— Nic Cruz Patane (@niccruzpatane) November 12, 2023

あわせて読みたい、テスラ・サイバートラック関連投稿

参照：Nic Cruz Patane