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リマックがハイパーカーとは真逆のマスモビリティに進出。公共交通手段としての自動運転車両を2024年に発表し「年間数万大規模で」販売するもよう

リマックがハイパーカーとは真逆のマスモビリティに進出。公共交通手段としての自動運転車両を2024年に発表し「年間数万大規模で」販売するもよう

| てっきりリマックは「ハイパーカー路線」を突き進むものと考えていたが |

それがまさか正反対の「マスモビリティ」とは

さて、エレクトリックハイパーカー「ネヴェーラ」の発売によってそのポジションと知名度を不動のものとしたリマックですが、驚くべきことに「プロジェクト3」なる計画を進行させており、2024年初頭に高度自律型ロボタクシーを発表し、2026年までに商業運転を開始すると報じられています。

リマックはこれまでにハイパーカーしか発売しておらず、てっきり「ハイパーカーメーカー」だと思っていただけに非常に驚かされることになったわけですが、今やリマックはブガッティを傘下に収める大企業でもあり、収益源の多様化を目指す必要があるのかもしれません。

ブガッティは「プロジェクト3」で何を目指すのか

現在リマックは韓国キアのサポートを受けており、かつルノー・エスパスを使用した実験車両を走らせていると報じられていますが、リマックの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるメイト・リマック氏は「アクセスしやすく環境に優しい都市交通を提供することで、より多くの人々の生活を変えたい」という構想を持っており、この計画には、充電施設、保管ハブ、駐車スペースなどのインフラ開発が含まれている、とのこと。

そしてこの車両につき、メイト・リマックCEOは「クルマではあるものの、全く別のタイプ」だと表現しており、察するに「人を運ぶ」ことを重点においた無人マイクロバスのような車両なのかもしれません。

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リマックはすでに資金を獲得済み

なお、リマックはすでに「パンデミック後の経済成長を促進するためのEU復興ファシリティ」から1億7,950万ユーロの資金提供を受けているといい、おそらくはこの資金を活用してロボタクシー専用の工場を建設することになるものと思われ、「年間数万台」の販売を計画しているもよう。

このプロジェクト3は従来のピュアエレクトリックハイパーカーやブガッティとは異なる、リマックグループ内の全く新しい独立したブランドになるとされ、その展開の意図は実際に「多角化のため」だとも説明されています。

さらにメイト・リマックCEOは「ネヴェーラはリマックグループの牽引役となっている」と認めてはいるものの、ネヴェーラ、そしてブガッティのいくつかのモデルというハイパーカーセグメントだけでは飛躍的な成長を望むことは難しく、よって今後の成長分野だと思われるマスモビリティにチャンスを見出しているのかもしれません。

それにしてもハイパーカーとは真逆のマスモビリティ分野に進出するのは意外ではあるものの、半端な価格帯のクルマに手を出したりするよりは「公共交通分野、かつ自動運転」分野へと進出するほうがブランドイメージを毀損しない可能性もありそうです(全く違いすぎて逆に両者を結びつけることすら難しい)。

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参照:Autocar

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