
Image:Mahindra
| バットシグナル付きエレクトリックSUVがインドで発売 |
ここまで「バットモービル」に近い市販車は存在しなかった
さて、映画史上もっとも有名なクルマの一つが「バットモービル」。
しかしいずれも規格外のサイズやスペックを持つために市販車として発売することは難しく、これまではムービープロップとしての販売、あるいは個人が趣味の一環として制作するにとどまっています。
しかしここで状況が一変し、インドのマヒンドラ(現在半ピニンファリーナの親会社)が、DCと正式にコラボレーションを行った限定EV「BE 6 バットマン・エディション」を発表することに。
限定300台、バットシグナル付きサンルーフや様々な特別装備を採用しており、究極のバットマンファン向けモデルとして話題を呼んでいます。
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バットマンファン必見、マヒンドラ BE6「バットマン・エディション」
このマヒンドラ BE6 バットマン・エディションは限定300台のみが生産され、サテンブラックのボディカラーなど、まさに“ダークナイト仕様”の仕上がりを持っていますが、注目すべきはこのクルマが「ピュアEV」ということ。
ベースとなるのはBE6の最上位仕様で、出力は282馬力、最大トルクは380Nmを誇り、バットモービルのジェット推進には及ばないものの、一般道では十分すぎる性能を持っています。
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EVならではの性能と「ブーストモード」
さらに特筆すべきは、ステアリングホイールにあるバットマーク付き「ブーストモード」ボタンで、これを押すことで10秒間の加速ブーストが可能だといい、まさに映画の登場するガジェットを連想させるという素敵な装備。
なお、もともとBE6が持つ未来的なデザインに加え、ゴールドのアクセント、ボトムとトップにフラット形状を採用するステアリングホイール(12時一にはセンターマークまである)、バットマークなどによってインテリアは「雰囲気満点」。
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ワーナーと共同開発されたデザイン
この特別モデルは ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマープロダクツとのパートナーシップにより誕生したもので、フロントフェンダー付近には「ケープド・クルセイダー(バットマン)」のシルエットが描かれ、20インチの専用ホイールにはバットマーク入りのセンターキャップを装備。
さらにゴールドのキャリパー&スプリングが、特別感を一層際立たせ、さらに、バットシグナル型のカーテシランプ(ドアを開けた時の足元照明)も装備され、遊び心も満載です。
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そのほか、バットシグナルを投影するパノラマガラスサンルーフが装着され、これは車内外からグラフィックを確認でき、映画『ダークナイト・トリロジー』を思わせる演出となっているようですね。
もちろん内外装の至る所にはバットマーク、バットマンモチーフのデザインが施され、実際に乗るにはちょっと恥ずかしいような気がしないでもないですが、「どうせなら」ここまで振り切ったほうがいいのかもしれません。
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バットマン史上唯一の「リアルに買えるバットモービル」
歴代バットモービルについては、ティム・バートン版やマット・リーヴス版、あるいはアダム・ウェスト版など、「どれが優れるか」という議論が尽きません(ぼくはやはり”タンブラー”派である)。
しかしこれまで、実際に手に入れられるバットモービルは存在せず、しかし今回の「マヒンドラ BE 6 バットマン・エディション」は、史上初めて“現実に購入できるバットモービル” と言えそうです。
残念ながら購入できるのはインドのみですが、世界中のバットマンファンにとって垂涎の一台となることは間違いないものと思われます。
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参照:Mahindra