フェラーリの最新ワンオフモデルの名称は商標の申請から見て「PB24」？ワンオフモデルをオーダーできるのは上位50人のVIP顧客、価格は3.6億円以上からと言われるが

｜　KC23の構造に関わる特許と同じ時期に出願がなされており、そう遠くない時期に発表されることになりそうだ　｜

現時点ではそれがどういったクルマとなるのかはまったくわからない

さて、フェラーリはちょっと前に「台湾のVIP顧客向け」としてワンオフモデル”KC23”を発表していますが、この次のワンオフモデルはどうやら”PB24”を名乗るもよう。

これはフェラーリが出願した商標から明らかになったもので、「PB」はオーダーした顧客のイニシャル、そして「24」は「2024年」もしくは「24番目」のワンオフモデルを意味しているものと思われます。※番号を持たないワンオフモデル、もっと大きな番号を持つワンオフモデルもある

フェラーリのワンオフモデルの価格は「数億円」とも言われるが

なお、フェラーリのこういったワンオフモデルは上位50名ほどの重要顧客しかオーダーできないといい、それでも納車までは「数年待ち」という人気を誇る、とも報じられていますね。

価格についてはおおよそ200万ユーロ、つまり3億6000万円くらいからだというウワサがありますが、これらについては随時変更があるものと思われ、あくまでも「ウワサ」なのかもしれません。

参考までにですが、ポルシェのワンオフモデル（パナメーラのオープン、といったレベルでもオーダーできるらしい）は顧客ランクに関わらず注文できるとされ、つまりは一見さんでも注文でき・・・。

しかしロールス・ロイスとブガッティは「顧客からのワンオフモデル制作の依頼はすべて断り、自分だけの（通常オプションの範囲を逸脱した）ワンオフモデルを作ることができるのは”選ばれた顧客のみ”で、ロールス・ロイスもしくはブガッティが招待した顧客だけ」だとされています。

フェラーリは完璧に顧客管理を行っている

なお、フェラーリは完璧に顧客管理を行っており、顧客をランク付けすることで「その顧客が購入できるモデルや、招待するイベント、新車注文時にできること」を分けていると言われていますが、ちょっと前だとボディカラーについても「顧客のランクによって選べるカラーが変わる」とされ、たとえばエンツォフェラーリだと、標準色以外のカラーにペイントすることを許されたのはわずか20名だとも伝えられています。

こういった顧客管理については「不公平」という声もあるようですが、ぼくはむしろ「公平である」と考えていて、それはフェラーリの言う通り、「フェラーリを支えてくださるお客様には相応の恩返しが必要である」から。

そしてこういった顧客管理方法についてはディオールやルイ・ヴィトンなどのハイブランドとも共通するものでもあり、「ファッションアイテム化する」プレミアムカーブランドにおいては、この方法を（部分的にでも）取り入れる動きが拡大している、とも聞いています。

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参照：CARBUZZ