｜ こういった例が後をたたないため「悪いことをしないとスーパーカーを買えない」と言われてしまう ｜
積み上げた55億円相当の札束は圧巻である
さて、スーパーカーやハイパーカーオーナーが絡む犯罪がときどき報じられる昨今ですが、今回は韓国にて違法カジノを運営していたスーパーカー/ハイパーカーオーナーが起訴された、とのこと。
なお、このオーナーは複数名のグループにて違法オンラインギャンブルサイトを運営し、そこで得た資金を高級車や不動産、美術品の購入へと投じることでマネーロンダリングに関与したとされますが、現時点で4人が逮捕、9人が起訴されています。
違法カジノで稼いだお金は60億円以上
このグループは5人の実行者、そして土地購入等のために名義を貸した4人の共犯者（犯罪行為を幇助した罪で在宅起訴）にて構成されていると報じられ、この違法カジノにて得たお金はなんと550億ウォン（日本円だと60億8000万円くらい）。
違法カジノはフィリピンに拠点を置くサーバー経由にてオンラインにて運営されており、2018年7月から2022年8月までに稼いだお金をブガッティ（シロン）、フェラーリ（296GTBやローマ）、ランボルギーニなどのハイパーカーやスーパーカーに83億ウォン、そしてパブロ・ピカソや村上隆などの芸術作品に47億ウォン、そしてタイヤ会社の買収に140億ウォン、ソウル江南区の高級住宅街、新沙洞の土地開発に164億ウォンを投じたと報じられています。※なぜいきなりタイヤ会社を買収したのかは不明である
そのほか、容疑者（主犯格）の31歳の妻と60歳の義母が、釜山の海雲台にある9億ウォンから27億ウォン相当のマンションを売買することで賭博サイトからのマネーロンダリングを幇助したと考えられており、まだまだ逮捕者が増えるのかもしれません。
現在のところ主犯格の男性は捕まっておらず（フィリピンに逃亡したと見られている）、しかし500億ウォン以上の札束を積み上げた写真（上のインスタグラムへの投稿から確認可能）を公開したことから一時期は少なくともこの500億ウォンの現金を保有していたものと見られており、しかし検察によると「現在までに535億ウォン分の財産や資金を没収もしくは凍結した」。
よくもこれだけのお金を集めたなという印象ではありますが、このまま主犯格の男が逃げおおせることができるのかどうかには注目が集まるところですね。
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参照：TheSupercarBlog, asia_spec（Instagram）, Korean JoongAng Daily