| もし2025年モデル限りで現行GT-Rが終了するとなれば、日産はそれを記念し盛大に限定シリーズを発売することになるだろう |
ただし次期GT-R登場までは少し時間を要することになるようだ
さて、出ては消える新型日産GT-Rのウワサ。
最近だと2019年頃に日産がGT-Rオーナーに対してヒアリングを開始したという事実が報じられており、これによってガソリン、ハイブリッド、ピュアエレクトリックなど様々な可能性が検討されていますが、結果的には日産がそこからアクションを起こさず、この時点では「調査」を行うにとどまったと言われています。
-
次期日産GT-Rはどんなクルマに?GT-Rはいつの世もスポーツカー界にパラダイムシフトを起こさせてきた存在であり、次期モデルもそうあるべきだと思う
| ほかの自動車メーカーが「そんなバカな」というほどのクルマでなければ、それはGT-Rではない | やはりこれからの開発となると「ピュアエレクトリック」しかないだろう さて、日産は先日2022年モデル ...
続きを見る
次期GT-Rの登場は「2030年までに」
そして直近だと2025年モデルの発表にあわせて「2025年限りでGT-Rが終了し、その後次世代に移行する」という話が出ていて、今回ニューヨークオートショーにて北米日産の上級副社長兼最高企画責任者、ポンツ・パンディクティラ氏が語った内容が注目を集めています。
-
日産がR35 GT-R「2025年モデル」発表。2007年発売当時に比較してベースモデルの価格は「倍」、そしてGT-R NISMOではついに3000万円オーバーへ
| 一部ではこの2025年モデルをもってR35GT-Rの販売が終了すると言われているが | 次期「R36」GT-Rについては様々な噂があるものの、まだその方向性が決定していない、とも さて、日産が20 ...
続きを見る
まずひとつは「フェアレディZに搭載される3リッターV6エンジンは厳しい環境規制に対応できるため、あと数年は存続できる」という話で、これによってフェアレディZの延命が確認できますね。
そして本題となるのが「GT-R」。
まず現行モデルでは2025年限りで販売が終了し、これを記念して歴代のGT-Rに経緯を表した様々な特別バージョンが発売されることに言及しています(ただし、これはあくまでも北米市場での話であり、日本でどうなるかはわからない)。
そしてポンツ・パンディクティラ氏の話は次期GT-Rにも及びますが、こちらはやや抽象的で、「次期GT-Rまだ開発中です。たとえこれまでのGT-Rと変わる部分があるとしても、それはGT-Rになるのは間違いないでしょう」。※日産が何をもって「GT-Rだと定義」しているのかについては興味があるところ
そしておそらく「変わる部分」とは電動化で、現時点では「ハイブリッドなのか、PHEVなのか、それともピュアエレクトリックなのか」はわからないもののパワートレーンが大きく変更されることは間違いなく、しかし以前に日産上級副社長アルフォンソ・アルバイサ氏が「現行GT-Rと同じくクワッドテールランプを備える」とコメントしていて、これが「変わらない部分」なのかもしれませんね。
そのほか、とぎれとぎれに聞こえるのは「ハイパーフォースコンセプトを意識したデザインになる」「スーパーカーっぽいウェッジシェイプではなくレンガっぽいデザインになる」「フォーミュラEとの関連性を持たせる」というものがありますが、日産はアリアNISMOにおいてもフォーミュラEとの共通性を持たせており、よって次期GT-RとフォーミュラEとが密接な(メカニズム的)関わりを持つというのはありうるシナリオだと思います。
-
日産がアリア NISMOを発表。「EV NISMO」のフラッグシップ、出力は10%向上そしてEVサウンドはフォーミュラEを連想させる刺激的な音響へ
| EVといえどもアリア NISMOは「ニスモの名にふさわしい」仕様を持っている | 今後リリースされるであろう価格含む追加情報を待ちたい さて、日産が「アリア NISMO」を東京オートサロン2024 ...
続きを見る
合わせて読みたい、日産GT-R関連投稿
-
日産CEO、デザイナーが次期GT-Rについて語る!「新型GT-Rは妥協のないプロ仕様のクルマ」「デザインはR35に似ており、しかしもっとレンガっぽくなる」
| R35 GT-Rでもっとも評価すべきは、欧州スーパーカーに「寄せなかった」デザインだと思う | 発言内容を見るに、おおよそどんなクルマになるかは方向性が決まってきているようだ さて、これまでにもフ ...
続きを見る
-
日産上層部が「2030年までに、新型R36 GT-Rは全固体電池を搭載し、ハイパーフォースコンセプトの進化版として登場する」可能性を示唆
| 現時点ではどの程度まで開発が進んでいるのかはわからないが、「全固体電池」「E-4ORCE」が今後の日産の核となるのは間違いない | そして新型R36 GT-Rはパフォーマンス面のみではなく、日産の ...
続きを見る
-
まるで未来のGT-R。日産がハイパーコンセプトのラスボス「ハイパーフォース」公開。プラズマアクチュエーター、変形コクピットなどSF感満載【動画】
| このハイパーフォースに採用されるデザインやデバイスのいくつかは「次期GT-R」に採用されることになるのかもしれない | ここ最近の日産はずいぶん思い切ったデザインチャレンジ(ただしコンセプトカーの ...
続きを見る
参照:CARBUZZ