マクラーレンは新型ハイパーカーに「H1」もしくは「U1」の名を与える？これまでと異なりモータースポーツや歴史との関連性は見られず、しかし「1」を強調

｜　マクラーレンはCEO、デザイナー、そして資本が変わりこれから大きく動き始めるものと思われる　｜

おそらくは今後F1はじめモータースポーツとの関連性を強め、パフォーマンスを全面に押し出してゆくだろう

さて、ここ最近にわかに盛り上がっているのがマクラーレンの新型ハイパーカーのウワサ。

コードネーム「P18」にて開発が進められていますが、デザイナーの交代によって新しいデザイン言語が取り入れられること、ディへドラルドアを廃してガルウイングドアを採用すること、価格が3億円を超えるであろうこと、新開発のV8エンジンとハイブリッドシステムを有することなどが報じられていますが、今回はその名称について新しい報道が見られます。

マクラーレンの新型ハイパーカーの名称は「U1」もしくは「H1」に？

そこで今回明らかになったのが、マクラーレンが英国知的財産庁へと「U1」「H1」の商標を出願したこと。

参考までに、1ヶ月前には「W1」「MP1」なる商標も出願されているものの、今回出願がなされた2つについて、マクラーレンの歴史とは直接の関係を見つけることはできず、つまりネーミングも新世代へと突入するのかもしれません。

なお、マクラーレンはこれまでにモータースポーツ、とくにF1との関連性を感じさせるネーミングを（ハイパーカーに対して）用いることが多かったのですが、その名称が「コピー機の名称のようだ」と言われていたのもまた事実。

よってマクラーレンは一時「車名につき、”記号と数字ではなく名前”を用いる」と発表したことがあり、たしかにその後は「セナ」「エルバ」「スピードテール」「ソルスGT」「セイバー」、そして「アルトゥーラ」といったモデルが誕生しています。

なお、自動車メーカーの多くはその「候補」として様々な商標を出願する傾向があり、その候補の中から実際に発売するクルマに与える名称を選ぶわけですが（実際に使用しない可能性があるとわかりつつも、いざ使用するとなると法的にそれを名乗ることができないという事態とならないよう、先に出願しておく）、マクラーレンの場合は出願した商標を実際に使用するケースがけっこう多く、よって直近で出願された商標がどこかの場面で用いられることとなるのかも。

ちなみにですが、出願されて商標の中で「AERON」「AONIC」は未使用となっており、よって今回のハイパーカーにこれらが使用される可能性も考えられないわけではなく、しかし「車名に名前を用いる」としていたのは前CEOの時代であり、これら商標もまたその時代に出願されたものなので、現在の新しいマクラーレンにとってそれらは「不向き」なのかもしれません。

マクラーレン「H1」「U1」は何を意味？

そしてここで考えねばならないのは「H1」「U1」の意味。

そして「W1」「MP1」ともに「1」という数字を含んでいるのは注目に値するところで、つまりマクラーレンは今回のハイパーカーにつき、「ナンバーワン」としてのポジションを与えようと考えているのかもしれません。

そうなると、Hは「Halo（ハロ）」、Uは「Ultimate（アルティメット）」の意味を含んでいるのではと考えることもできますが、「1」を使用することについては、「F1」「P1」の正統な後継モデルであるという意思表示のあらわれであるとも考えられます。※「P1」はF1の開発コードにちなんだ命名である

いずれにせよ、おそらくは究極の性能を誇るであろう新型マクラーレンの続報を待ちたく、これに関する情報には目を光らせておこうと思います。

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参照：CARBUZZ