メルセデス・ベンツが「高級ヨットにインスパイアされた」ワンオフ仕様のマイバッハS680を公開。高級食器メーカーとのコラボにより「シルバーのゴブレット」も

｜　その価格は公開されていないものの「数千万円分の」オプションが装着されていると言われている　｜

そのモチーフは修復された1930年代の高級ヨット

メルセデス・ベンツが、高級ヨットや銀食器を製作する高級ブランド、ロビー＆バーキング（Robbe & Berking）の創立150周年を記念して製作されたマイバッハS680を公開。

このマイバッハS680は、ロビー＆バーキングが数年前に修復したスフィンクス12mRヨットにインスピレーションを得ていますが、この木製ヨットは1939年に初めて建造され、セーリング界ではよく知られた存在なのだそう。

このメルセデス マイバッハS690はこんな仕様を持っている

そこで今回公開されたマイバッハS680を見てみると、12mRヨットと同じツートンカラーの配色を持ち、ノーティカルブルーメタリックとマヌファクトゥーアパタゴニアレッドというツートンカラー。

これらはマイバッハらしい組み合わせでもあり、非常にエレガントという印象ですが、この2つのカラーはマヌファクトゥーアオパライトホワイトで仕上げられた控えめなピンストライプで区切られています（これもまた、ヨットの白い喫水線とマッチしている）。

インテリアに目を移すと、やはり「海」「ヨット」をテーマとした仕様が目立ち、ダイヤモンドキルティングを施したクリスタルホワイトのマヌファクトゥーア限定ナッパレザーによる装飾がなされ、ホワイトレザーに用いられるのは美しいコントラストをなすオリオングレーのステッチ。

さらにメルセデス・ベンツは、（ヨットのデッキを模したものと思われる）ゴージャスなウォルナットウッドトリムとアルミニウムトリムストリップにて内装を締めくくっています。

そのほか、リアシートにはオリオングレーのダイヤモンドステッチとエンボス加工されたマイバッハロゴが入る、ホワイトのカスタムナッパ レザー張りクッション、そして電動コンフォートドアが装備され、キャビン全体を包むのはブルメスター製4Dサラウンドサウンドシステム。

さらにリヤコンパートメントには冷蔵庫と2つの銀メッキが施されたシャンパンゴブレット（もちろんRobbe & Berking製）が用意されています。

メルセデス・ベンツによれば、残念ながらこのマイバッハS680はすでに「売約済み」なのだそう。

このメルセデス・マイバッハS680は、12mRヨットと同様に、当社の職人技、優雅さ、細部へのこだわりを体現しています。ロビー＆バーキング社の150周年記念を祝福するとともに、今後も引き続き協力関係を成功させていきたいと思います。

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