| 新型フライングスパーに搭載されるのはもちろん「V8ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレイン」 |
これでまた伝統のW12エンジン搭載車が姿を消すことに
さて、ベントレーが新型フライングスパーに関する情報を公開し、新型コンチネンタルGTスピードにも積まれた「V8ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレイン」を搭載すると発表。
この4リッターV8ツインターボ+ハイブリッドシステムは782馬力という驚異的な出力を発生させ、これは従来型フライングスパー・スピードに積まれていたW12エンジンに比較して150馬力ものパワーアップです。
なお、この高出力にもかかわらず、(プラグインハイブリッドなので)エレクトリックモードでは少なくとも72kmの走行が可能という高い環境性能も持ち合わせており、ベントレーいわく「新型フライングスパーは、ベントレー史上最もパワフルで、最もダイナミックで、最も効率的な4ドア車」。
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新型ベントレー・フライングスパーはラグジュアリーセダンの新しい基準に
この782馬力を発生するV8ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレインは発表されたばかりの新型ポルシェ・パナメーラ・ターボS Eハイブリッドに積まれるものと同じですが、やはりフライングスパーは車体が重いのかパナメーラ・ターボS Eハイブリッドの「エレクトリックモードでは88km」のところ「72km」。
しかしその重量の原因でもある「徹底した高級さと快適性」は比類ないレベルにまで高められていると考えてよく、ここまでのパフォーマンスとラグジュアリーさを併せ持つクルマは他に類を見ないかもしれません。
なお、現行フライングスパーとベンテイガにもプラグインハイブリッドバージョンが存在するものの、これらはパフォーマンス向上のためというよりは燃費向上のためにハイブリッドを採用しており、しかし今回の「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレイン」はその名の通りパフォーマンスを追求したハイブリッドシステムで、それはポルシェが(このシステムを搭載した)新型パナメーラ ターボ S Eハイブリッドにてニュルブルクリンクを走行し、エンツォフェラーリよりも速いタイムを叩き出して「ニュル最速のプレミアムサルーン」の座を獲得したことからもわかるかと思います。
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ベントレーは新型コンチネンタルGT発表の際に「海底道路トンネル最高速記録」をアピールしていますが、新型フライングスパーにおいてもなんらかの記録を更新するのかどうかはちょっとナゾ。
ただしエクステリアそしてインテリアともに新型コンチネンタルGTからなんらかのデザイン要素を拝借することは間違いなく、新型コンチネンタルGTの4ドア版とも言える強烈なパフォーマンスを誇るのは間違いなさそう。
なお、発表は「あと数ヶ月先」だと言われていますが、その日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。
新しいパワートレインは、クラス最高の内燃エンジンに最新テクノロジーを付加して性能を向上させるというベントレーの長年の伝統を踏襲しています。1920年代に我々が採用したスーパーチャージャーは、1980年代から現在に至るまで主流となったターボチャージャーの先駆けでした。ベントレーは今、さらに一歩進んで「エレクトロチャージング」によって性能をさらに高め、強力なハイブリッド システムを使用して、ベントレーの長い歴史の中で最も技術的に進歩した、最も強力なパワートレインを生み出しています。」
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参照:Bentley