Image:NOVITEC
| ハイブリッドスーパーカーの「パワーアップ」を臆せず行うとはさすがノビテックである |
そしてこのリアウイングはとんでもないインパクトを持っている
さて、様々な観点から見て「もっともコストパフォーマンスに優れるスーパーカー」の一台(だとぼくが考える)マクラーレン・アルトゥーラ。
アルトゥーラはマクラーレンではエントリーレベルに位置しており、そして今回ノビテックがそのアルトゥーラを過激にチューニングしトップレンジにも匹敵するパフォーマンス(とルックス)を実現するプログラムを発表することとなっていますが、その内容はざっと「巨大なリアウイング含むエアロパーツにパワーアップ、カスタムエキゾースト、新しいホイールにローダウンスプリング」といったものです。
ノビテックによるマクラーレン・アルトゥーラ「カスタム」はこんな内容を持っている
そこで今回ノビテックが公開したアルトゥーラを見てみると、やはりもっとも目を引くのはこの「ケーニグセグのような」リアウイング。
Dピラーからリアエンドまで伸び、まるでハイパーカーのような外観を与えていますが、ここまで派手な外観を望まないのであれば(ノビテックの顧客であればそれは考えにくいが)”リップスポイラー”の装着のみに留めることも可能です。
そのほか組み込まれるのは、フロントだと大きく張り出したスプリッター、エクスポーズド・カーボンファイバー製のボンネット、一体型フィンを備えたツーピース構造のサイドスカート、サイドインテークガーニッシュ、リアバンパーに装着する空力エクステンションなど。
装着されるホイールはヴォッセンとの共同開発によるフロント19/リヤ20インチサイズ、そして車高はローダウンスプリングによって20ミリのダウン。
パフォーマンスに関してだとステンレスもしくはインコネル製のエキゾーストパイプ、スポーツ触媒、そしてサブコンピューター(テクトロニック)が用意され、出力はノーマル比で55馬力アップして735馬力へ。
インテリアに関しては特定のアップグレードが示されておらず、しかしいつものように「希望に応じて」様々な素材やフィニッシュによるパーソナリゼーションが可能だと紹介されています。
なお、ノビテックはこのアルトゥーラのアップグレードにつき価格を公表していないものの、サブコンや排気系、エアロパーツは「個別に」購入でき、よって予算と好みに応じて「自由に」カスタムすることができそうですね。
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