トヨタが突如「A90 スープラファイナルエディション」を発表。出力向上に足回りと車体の強化が施された”究極のスープラ”、これで現行世代は終了か

2024/11/29

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｜　「A90スープラ」はこれにて終了するものの、「GRスープラ」自体は存続し続けるのかもしれない　｜

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おそらく「スープラGRMN」は登場しないと考えて良さそうだ

さて、トヨタが突如として「A90 スープラファイナルエディション」を全世界300台のみ限定にて販売すると発表。

「ファイナル」ということはつまるところ「GRスープラの生産がまもなく終了する」ということに直結し、実際にトヨタはこれが「現行モデルの集大成」であることを確認しているため、最近報じられた「GRスープラが2026年に生産終了する」という予測を裏付けるものと考えていいのかもしれません。

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GRスープラは今後も継続される？

なお、トヨタのコメントでは「現行モデルの」という但し書きがついており、そして直近の「GRスープラは継続」という報道を見るに、「現行のGR（A90）スープラは終了するものの、また新しく別のGRスープラを登場させることで「GRスープラ」を継続させるのかも。※「GRスープラ」ではなく「A90スープラ」としているので、やはり「GRスープラ」は継続され、「A90」スープラが終了するということだと思われる

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実際のところ、トヨタはオリジナルアニメシリーズ「Grip（グリップ）」にて、第六世代のGRスープラを示唆する描写を盛り込んでおりもしかすると、思ったよりも早く新型スープラが登場することとなる可能性もありそうです。

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スープラGRMNは登場しない？

参考までに、GRスープラの有終の美を飾るモデルはこれまで「GRMNスープラ」だと言われており、これはBMW M3/M4から拝借した伝家の宝刀、S58エンジンを搭載すると言われていたわけですね。

ただし今回発表されたモデルが「ファイナル」を名乗るのであれば、ここからなんらかの追加モデルが登場することは考えにくく、よって「GRMNスープラはナシ」なのかもしれません。

実際のところその変更の範囲は小さくはなく、エアロパーツ（トヨタ・ガズー・レーシング・ヨーロッパが担当。カーボンファイバー製フロントスポイラー、センターフラップ、サイドカナード、リアウイングが含まれる）のほか、サーキット走行を想定した（バンパー内の）取り外し可能なダクト、数々の機能アップデートが図られているので、ここからさらにスープラGRMNが登場するのはちょっと考えにくいというのも事実です。

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一方、S58ではなくB58エンジンを積んでいるものの、このGRスープラファイナルエディションは吸気経路を見直し、低圧力の触媒を装備することで「予想外のパワーアップ」を果たしており、新しいECUチューンとあわせ、これまでの382馬力を大きく超え、429馬力という出力を実現することに。

さらに、アクラポヴィッチ製のチタニウムエキゾーストマフラーが装着されることでスムーズなパワーデリバリーを実現しているといい、トランスミッションは6速マニュアルもの、しかし新しくオイルパン内にはコーナリング時のオイル供給を確保するためのバッフルプレートが設置されており、強化ラジエターファン、新設計のサブラジエーター、大きなフィンを備えたデフカバーによって冷却性能が改善されています。

そのほか、13.6インチのローターを持つブレンボ製ブレーキには特別なパッドが装着され、強化されたステンレス製のオイルラインラインに採用、さらにはGRスープラGT4からデリバリーされた調整可能なKWサスペンションも搭載され、16段階のリバウンド調整と12段階の圧縮調整が可能となったうえ、フロントおよびリアのブッシュがアップグレードされており、これはGRスープラGT4（レーシングカー）から移植された技術とのこと。

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これらに加え、フロントコールとアンダーフロアには新たな補強部品が追加され、これによりボディ剛性が向上しハンドリングが改善されていますが、ステアリングシステムやアクティブディファレンシャルコントロール、キャンバー角もこれらの変更に合わせて再調整され、19インチ/20インチサイズの軽量ホイールに装着されたミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤは従来より10％幅広に、そして荷室には新しいクロスブレースが装備されています。

このA90 スープラファイナルエディションのキャビンもまたレースカー然としており、レカロ製のカーボンファイバー製バケットシートが装備され、アルカンターラ素材が使用されたステアリングホイール、ドアトリム、センターコンソール、シフターブーツ、インストゥルメントパネルなど全てがドライバーを中心に設計されています。