
参照:choeshow
| 現在テスラ、そしてイーロン・マスク氏に対する嫌悪感はピークに達しつつある |
さらにその嫌悪感はテスラ車、そしてそのオーナーにも向けられる
さて、テスラ、そしてそのCEOであるイーロン・マスク氏に対する抗議活動はとどまるところを知らず、この1週間ほどで「実力行使」に出るケースが多数報じられています。
たとえばテスラ車への落書きや破壊(ボストンほか)、ディーラーの襲撃(オレゴン州)、スーパーチャージャーへの放火(マサチューセッツ州)など、その例は枚挙に暇がありませんが、今回報じられているのは「シアトルにてサイバートラック4台が全焼した」という事件です。
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ただし現段階では「自然発火」なのか「放火」なのかはわからない
これはテスラの車両を保管しているバックヤードにて生じたもので、現在は鎮火しており、当局が火災の原因を調査中だと報じられますが、この火災はテスラを取り巻く緊張の高まりと重なったということもあって多くの憶測を呼ぶことに。
シアトル消防署(Seattle Fire Department:SFD)によると、火災が発生したのは3月10日(日)の午後11時頃。
場所はシアトル・ソド(SODO)地区にある4th アヴェニュー・サウスとSサウス・スポケーン・ストリート付近のテスラの保管ヤードにおいてであり、「テスラの車両が燃えている」という通報を受けた消防隊はすぐに現場へ駆け付け、翌11日(月)の午前1時までに火の勢いを抑えることに成功。
しかし、4台のサイバートラックは既に全焼しており、それでも消防署はエネルギー対応チーム(Energy Response Team)を現場に派遣し、リチウムイオンバッテリーを搭載するサイバートラックに対し、延焼のリスクがあるため慎重に対応したと報じられています(車両はすでに移動させられている)。
なお、現在のところ、「バッテリーの発火による火災なのか」「外部要因(放火など)による火災なのか」は判明しておらず、現在は火災原因の特定に向けた調査が進められている最中なのだそう。
今のところ結論は出されていないものの、タイミングとしては、テスラを取り巻く社会的な緊張の高まりと一致していて、「講義活動の一環(意図的な放火)では」という味方が濃厚に。
なお、アメリカ国内におけるイーロン・マスクCEOに対する反発につき、トランプ政権が設立した「政府効率化局(Department of Government Efficiency:DOGE)」の幹部として、イーロン・マスク氏が大規模な公務員解雇や予算削減に関与していると報じられたことに端を発していて、この動きが多くの批判を招き、テスラに対する反発が急速に強まっているわけですね。
特にここ数週間、イーロン・マスク氏への反発は異常なほど高まっており、その主な要因は以下の通り。
1. DOGE政策への関与
- マスク氏がトランプ政権下で設立された政府効率化局(DOGE)の幹部として大量解雇を推進→これにより反テスラ感情が急激に拡大
2. 労働組合との対立
- テスラ労働組合が「賃金引き下げ」と「労働環境の悪化」を理由に全米でストライキを実施→テスラへの攻撃が激化
これら(政治家でないのに本業そっちのけで政治に関与している、人類有数の富豪なのに労働者階級を締め付けているという印象)によってセキュリティリスクが増大しているというのが現在の状況で、一部のテスラオーナーは車両への攻撃を懸念してテスラ車をガレージ内に保管する事態に陥っているとも報じられていますが、今回の火災原因がもし放火であると確認された場合、テスラに対するセキュリティリスクは過去最大となる可能性も見えてきます。
現時点ではテスラそしてイーロン・マスクCEOはこのリスクに対する対策を取っておらず、よって今後の流れは不透明な状況ではあるものの、「ただ座して状況を見るしかない」のもまた事実なのかもしれません。
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