
Image:HUBLOT
| ウブロはそのコンセプトを視覚化するため、様々な素材や技術を開拓してきた |
なんだかんだ言われつつ、多くの腕時計メーカーがウブロの追随する形となっている
さて、ウブロがスクエア・バンに「トゥールビヨン 4デイ パワーリザーブ 3D カーボン」を追加し発表。
トゥールビヨン搭載なので14,322,000円とかなり高額ではありますが、数々の新しい試みが盛り込まれた意欲作であり、その価格に見合う仕様を持つ一本となっています。
その外観はまさに「アート・オブ・フュージョン」
ウブロは「高級機械式腕時計にいち早くラバーベルトを取り入れたり」「(ケース素材に)金属以外の可能性を求めたり」といった探究心を見せてきたブランドで、そのほかにも「ワンクリックで着脱できるストラップ」「スケルトンダイヤル」「サファイアクリスタルケース」など、今では腕時計業界で標準となったデザインや構造・素材を率先して採用しています(というか、その多くはウブロが考案しほかブランドが拡大採用したものばかり)。
その原理となるのは「アート・オブ・フュージョン(The Art Of Fusion)」なる考え方で、これは「異なる素材やアイデアを融合する」という思想を体現するための手法でもあります。
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その考え方はスクエア・バン トゥールビヨン 4デイ パワーリザーブ 3D カーボンにおいてもいかんなく発揮され、ケース素材に採用されるのは(やはりウブロが先駆けて採用した)カーボンファイバーではありますが、このトゥールビヨン搭載モデルにふさわしい(普通のカーボンではない)「3Dカーボンファイバー」。
これはカーボン繊維を3面に編み込むことで実現したもので、この腕時計では「立体的な格子(スクエア)」となってそれが現れることに。
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「アイデアを視覚化する」技術はウブロならでは
そしてこの「格子」はケースだけではなくムーブメントにも用いられ、ムーブメントを保持するのはこういった格子状のパーツ。
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これを用いてケースに(ムーブメントを)組み込むことにより、これまでに例を見ない「浮遊感」を実現しているわけですが、さらにはストラップ表面にも「格子」が再現されるなど、細部に至るまでのこだわりを見せ、「ウブロ史上、もっともスクエアをモチーフにしたスクエア・バン」が誕生することに。
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なお、風防(サファイアクリスタル)にはファセット加工っぽいフィニッシュが用いられ、価格に見合った高級感の演出も。
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ウブロといえば「ラウンド型」という印象が強く、そのためトノー型の「スピリット・オブ・ビッグ・バン」、このスクエア型の「スクエア・バン」の人気はイマイチではあるものの、実際に腕に巻いてみるとラウンド型よりも収まりが良く(腕の形に沿ってケース裏面がカーブしているため)、ぼくとしては非常にオススメしたいシリーズです。
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