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ウワサの「ベイビー・ランドクルーザー」はFJクルーザーとして2026年春にデビュー?現時点でわかっていること

ウワサの「ベイビー・ランドクルーザー」はFJクルーザーとして2026年春にデビュー?現時点でわかっていること

| 今のところ様々な情報が交錯しており真実はわからない |

“ベビー・ランドクルーザー”あるいは”新型FJクルーザー”が2026年春に登場へ

さて、トヨタが開発を進めている“ベビー・ランドクルーザー”が、2026年春に正式デビューする可能性が高まっているとのウワサ。

以前には「当初は2025年秋に発表予定だったものの、認証不正問題などの影響でスケジュールが延期された」と報じられていましたが、その発表スケジュールが2026年春にフィックスされたというのが新しい情報で、さらには「FJクルーザーを名乗る」可能性も示唆されています。

特許画像から見える「新型FJクルーザー」のデザイン

なお、この“ベビー・ランドクルーザー”あるいは”新型FJクルーザー”と思われる特許画像は今年5月に出願が確認されており、これは2023年にトヨタが公式に公開したティーザー画像、そしてその前に発表したコンパクトクルーザーEV(下の画像)に非常によく似ていて、つまりは「(クラシカルな雰囲気ではなく)かなりコンセプトカー的な、斬新なルックスで登場」する可能性が大。

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Image:TOYOTA

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“新型ベビー・ランドクルーザー””新型FJクルーザー”に採用されると思われるデザイン要素

出願されたデザインからは、「オフロード走破性に特化したコンパクトSUV」「求めやすい価格に抑える」という意図が強く感じられ、その特徴はおおよそ以下の通り。

  • 5ドアのボクシーなプロポーション
  • LEDヘッドライトとスクエアなフェンダー形状
  • 太いCピラー、そして縦に切り立ったリアエンド
  • 背面タイヤ(フルサイズスペア)を装着
  • バンパーやフェンダー、サイドスカートに未塗装樹脂パーツを多用
  • 高めの最低地上高
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TNGAではなくIMV-0プラットフォーム採用へ

さらに“新型ベビー・ランドクルーザー””新型FJクルーザー”は、ランドクルーザー300や250が採用する高級志向のTNGA-Fプラットフォームではなく、ハイラックスやフォーチュナーと共通の「(よりコストが抑えられた)IMV-0プラットフォーム」をベースに開発されているという話も。

これはピックアップや本格SUV向けのラダーフレーム構造を持つもので、耐久性とオフロード性能に優れることが特徴ですが、これが真実であるならば、やはり“新型ベビー・ランドクルーザー””新型FJクルーザー”は「価格を抑えた」クルマとなるのかもしれません。

パワートレインは2.7Lガソリン+2.8Lディーゼルの予想

搭載エンジンとして予想されているのは以下の2種類で・・・。

  • 2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジン(一部市場向け)
  • 2.8リッター直列4気筒ターボディーゼル+マイルドハイブリッド(ランドクルーザープラド、ハイラックスと同系統)

トランスミッションは以下が組み合わせられるものと見られています。※このあたりは市場の特性によって様々な選択肢が設けられるのかも

  • ガソリン仕様は6速AT
  • ディーゼル仕様は8速AT

もちろん、本格4WDシステムを標準装備することも確実視されており、都市型SUVとは一線を画す設計思想が貫かれています。

サイズは全長4,500mm前後、コンパクトSUV枠に

ボディサイズは全長約4,500mmと見られており、RAV4やスバル・フォレスターと同クラスとなるものの、設計思想はまったく異なり、よりラギッドでオフローダー然としたポジションを狙っているとされ、おそらくは(低価格、実用的、オフローダーという点で)すでに東南アジア向けに発売されている「ハイラックス・チャンプ」同様のポジションとなる可能性も。

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そしてやはり気になるのはその名称で、現在北米ではこのニューモデルに「FJクルーザー」の名が与えられるというウワサが出ており、しかしこれは「希望的観測」に基づいたものなのかもしれません。

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ただ、FJクルーザーそのものも当時「手軽な価格でオフロード走行を楽しめるコンパクトな、そしてユニークなデザインを持つ4WD」という位置づけで登場しており、これと今回の“新型ベビー・ランドクルーザー””新型FJクルーザー”を結びつけるのは非常に自然ななりゆきで、さらに「FJクルーザー」が一定の知名度を持ち、多くの人に親しまれ、さらには復活が熱望されていることからも「この新型車がFJクルーザーを名乗る」のもアリなのかも。※出願した商標を鑑みるに、「ランドクルーザーFJ」になるかも

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一方でトヨタは「過去のビッグネームに頼るのではなく、新しい時代を築きたい」とも考えているはずで、その意味ではまた別の”新しい名”が与えられる可能性も否定できません。

いずれにせよ、この新しいオフローダーがトヨタのラインアップに再び「冒険の精神」を呼び起こすことは間違いなく、多くのSUVが街乗り志向にシフトする中で、あえて「走破性」に全振りしたこのモデルは本物志向のユーザーに刺さる一台になりそうですね。

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  • この記事を書いた人

JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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