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ポルシェが放つ最強「電動」ボート、850 Fantom Airが限定販売。マカンのEパワートレーンを搭載し544馬力にて海上を駆け抜ける

ポルシェが放つ最強「電動」ボート、850 Fantom Airが限定販売。マカンのEパワートレーンを搭載し544馬力にて海上を駆け抜ける

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| ポルシェはあらゆる分野のモビリティに進出する |

次なる分野は「空」であろう

ポルシェのエンジニアリングがついに「陸」の境界を越えて「海」へと進出。

オーストリアの名門ボートメーカー・フラウシャー(Frauscher)社と共同開発された「850 Fantom Air」は、新型マカン・ターボの電動パワートレインをそのまま移植したという「まさに水上のポルシェ」です。

ラグジュアリーの新たなステージを定義する、このeボートの全貌を見てみましょう。

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この記事のポイント(30秒でわかる要約)

  • 心臓部はマカン: 新型マカン・ターボの800Vパワートレイン(バッテリー・モーター)をボート用に最適化して搭載
  • 圧倒的な静寂と加速: 最高出力400kW(544hp)を発生。85km/h以上の最高速を、ほぼ無音のまま数秒で達成
  • ポルシェの操作感: ステアリング、計器類、走行モードスイッチ(Sport/Sport+)まで、ポルシェそのものの質感を再現
  • 世界が認めた逸品: 「Powerboat of the Year 2024」受賞。25台の限定生産がスタートし、順次世界へデリバリー開始
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なぜポルシェは「海」へ向かったのか?

ポルシェのエンジニアリング部門にとって、自動車で培った最先端の電動化技術を他の分野へ転用することは「技術の限界に挑む新たなミッション」。

今回発表された「850 Fantom Air(ファントム エアー)」はポルシェのロゴを貼っただけの「コラボボート」ではなく、マカン・ターボのリアアクスルに搭載されている「永久磁石同期モーター(PSM)」と100kWhのリチウムイオンバッテリーを過酷な塩水環境や波の衝撃に耐えうるよう再設計し搭載したという”本気のエンジニアリング”の結晶です。

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フラウシャー × ポルシェ 850 Fantom Air 主要スペック

まず、「自動車の規格をボートへ持ち込んだ」驚愕のスペックは以下の通り。

項目詳細スペック
全長 / 全幅8.67m / 2.49m
最高出力400 kW (544 hp)
バッテリー容量100 kWh (800Vテクノロジー)
最高速度85 km/h 以上 (46ノット)
航続距離巡航速度(41km/h)で約45km / 置換スピードで100km超
充電性能250kW超の急速充電対応(10%→80%が30分未満)
定員7名
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技術的な挑戦:クルマとボートとの決定的な違い

自動車は加減速を繰り返す「動的負荷」が中心ですが、ボートは常に水の抵抗を受ける「高連続負荷」の状態が続きます。

よってポルシェはこれを解決するため、海水を利用した独自の高効率冷却システムを開発することとなりますが、波の衝撃から精密な電子機器を守るため、バッテリーはワイヤーケーブルダンパーを備えた専用フレームにマウントすることに(つまりフローティング構造だと思われる)。

これによって荒れた海面でも安定した電力供給を可能にしているわけですね。

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コックピットに宿る「ポルシェ・アイデンティティ」

「850 Fantom Air」のコックピットはまるで「ポルシェそのもの」。

このボートのハンドルを握る者は、「自分が船に乗っているのか、ポルシェを運転しているのか」一瞬わからないような錯覚に陥るのかもしれません。

  • ドライブモード切替: ステアリング付近には「Docking(駐艇)」に加え、ポルシェお馴染みの「Sport」「Sport Plus」モードを選択できるスイッチを配置
  • グラフィック: 12インチのディスプレイに表示される計器類やフォントは、最新のポルシェ・タイカンやマカンと共通のUIを採用
  • Studio F.A. Porsche: ポルシェデザインの監修により、シートのステッチからステンレス製のクリートに至るまで、ポルシェならではの機能美が貫かれる
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結論:内燃機関の咆哮を超えた「電動の官能」

かつてのモーターボートの代名詞は「大排気量エンジンの轟音」でしたが、しかしこの850 Fantom Airが提供するのは水面を切り裂く風の音と、波の音だけが聞こえる「極上の静寂」です。

現在は25台の限定シリーズが生産されており、既に世界中のコレクターへと届けられ始めているそうですが、ポルシェはこのプロジェクトを通じ、自分たちの電動パワートレインが建設機械や他の産業分野にも応用可能であることを証明することとなったわけですね。

陸の上でも、波の上でも。ポルシェの提供する「ファン・トゥ・ドライブ」に境界線はなく、次なるチャレンジは「空」かもしれません。

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参照:Porsche

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