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BMWのヘルメットは今年で50周年。フリップアップ式はBWMの考案、伝説の「システムヘルメット I」から最新の第8世代まで、その歴史を振り返ってみよう

BMWのヘルメット

Image:BMW

| BMWはかなり早い時期からヘルメットを展開していたということになる |

チンガード開閉機構はBMWが考案したものだった

2026年、BMW Motorrad(BMWモトラッド)が「ライダーの頭部保護における革命から50年という大きな節目を迎えた」と発表。

1975年に初のヘルメットを発売して以来、その製品は「安全性・快適性・革新」の代名詞となり、多くのファンに愛されています。

なお、アライは1950年、ショウエイは1960年、ベルは1954年からヘルメットの製造販売を開始していますが、BMWはそれらには遅れるものの、「バイクメーカー」としてはかなり早い時期からヘルメットを展開していたということになりますね。


記事の要約

  • 祝・50周年: 1975年の「Römer(レーマー)」製フルフェイスから続く半世紀の歴史
  • システムヘルメットの歴史: 1981年、世界を驚かせたフリップアップ(チンガード開閉)機構の誕生
  • 最新「System 8」登場: 2026年5月発売。最新安全規格「ECE 22-06」に適合し、カーボン素材の採用で超軽量化
  • 安全性への執念: 衝突時の回転衝撃を和らげる「MIPS」など、最先端技術を投入
BMWのヘルメット

参照:BMW


BMWヘルメット50年のマイルストーン:進化の系譜

今回、BMWは50年の歩みを象徴する歴代モデルのハイライト、そして2026年5月に発売される最新の「システム 8」の詳細を発表しており、クルマやバイクにおいてのみにとどまらず、「ライダーの装備品」においても数々の世界初を成し遂げてきたという事実に触れています。

1. 始まりの「Römer(レーマー)ヘルメット」(1975)

BMW初のフルフェイスヘルメット。

グラスファイバー強化プラスチックを採用し、当時としては画期的な1,400gという軽量さと広い視界、レザークラフトの内装を備えた高級モデルとしての登場です。

BMWのヘルメット

Image:BMW

2. 世界を変えた「System I」(1981)〜「System III」

「フルフェイスの安全性」と「ジェットヘルメットの利便性」を融合させた、世界初のシステムヘルメット。

チンガード(顎部分)を跳ね上げ、取り外すことも可能なこのコンセプトは、長距離ツーリングを愛するライダーたちのスタンダードとなり・・・。

BMWのヘルメット「システムI」

Image:BMW

システム IIを経て・・・。

BMWのヘルメット「システム II」

Image:BMW

こちらは第3世代の「システムIII」。

BMWのヘルメット

Image:BMW

3. 先進の第4世代〜第7世代 (1997-2017)

  • System 4 (1997): カーボン、ケブラー、グラスファイバーを組み合わせた超高強度シェルを採用
  • System 5 (2005): Bluetooth通信システム(WCS 1)を初めて統合。100km/h走行時でも86dBという圧倒的な静粛性を実現
  • System 7 Carbon (2016): フルカーボンシェルを採用し、大幅な軽量化に成功。
BMWのヘルメット

Image:BMW


最新「System 8 / 8 Carbon」の凄さ

50周年を祝う最高の製品として登場するのが第8世代となる「System 8」シリーズです。

主な特徴

  • 最新規格 ECE 22-06 適合: より厳格になった最新の安全基準をクリア
  • カーボン・アラミド・グラスファイバー複合材: 「System 8 Carbon」は、極限の軽さと強度を両立
  • MIPS Integra TX® 搭載: (Carbonモデルのみ)衝突時にヘルメット内部を滑らせることで脳への回転ダメージを軽減する最新システムを採用
  • 走行中の「オープン状態」を認可: マルチジョイント機構により、チンガードを上げた状態でも高い空力性能を維持しつつそのまま走行可能
  • 最新通信システム対応: 新開発の「ConnectedRide COM P1」をシームレスに装着可能
BMWのヘルメット(システム8)

Image:BMW


歴代システムヘルメット比較表

世代発売年主な進化ポイント
System I1981年世界初のフリップアップ機構、多目的設計。
System III1989年100度跳ね上がるチンガード、アンチフォグシールド。
System 4 Elite2001年カーボンケラーを採用し高強度と軽量性を両立。
System 52005年圧倒的静粛性(86dB)、Bluetooth通信の初採用。
System 62009年4ジョイント機構、内蔵サンバイザーの初採用。
System 7 Carbon2017年フルカーボンシェル化、軽量化の極致。
System 8 Carbon2026年ECE 22-06規格、MIPS搭載、高度な空力スポイラー。

結論:安全性こそがBMWの「美学」

BMW Motorradの50年は、単にヘルメットを作ってきただけの歴史にとどまらず、「事故を未然に防ぐ視認性」と「万が一の時の絶対的な保護」を追求し続けた50年。

BMWのヘルメット「システム8」

Image:BMW

とくに最新の「System 8」は、10種類のグラフィックと多彩なカラーシールドを揃え、2026年5月に市場投入されるという最新の製品です。

そしてこの半世紀の結晶ともいうべきシステム8は、BMWオーナーのみならず、全ての「安全を愛するライダー」にとって必見のアイテムとなりそうですね。


知っておきたい新知識:なぜ「ECE 22-06」が重要なのか?

2026年現在、世界のヘルメット安全基準の主流となっている「ECE 22-06」。

従来の規格(22-05)よりも、斜めからの衝撃(回転衝撃)や、低速・高速それぞれの衝突テスト、さらにはアクセサリ(サンバイザーや通信機)を付けた状態でのテストなど、検査項目が格段に増えています。

よって、これをクリアしている「System 8」は、現代で最も信頼できる頭部保護具の一つとも言えそうです。

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参照:BMW

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