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| ここ最近のベントレーは積極的に新しいチャレンジを行なっている |
とくに「パーソナライズ」という観点においては突出した提案がなされている
「他の誰とも違う、自分だけの特別なベントレーを所有したい」――。そんな世界の超富裕層やコレクターたちの尽きない渇望に応えるため、英国のラグジュアリーブランド、ベントレーのビスポークおよびコーチビルディング部門である「マリナー(Mulliner)」が、まったく新しい最高峰の限定車プログラムを始動させたと公式にアナウンス。
英国クルー工場から発表されたのは、「ビスポーク・シリーズ・バイ・マリナー(Bespoke Series by Mulliner)」なる石連の限定モデルであり、これは、シャネルやエルメスといった一流の高級ファッションハウスが季節ごとに新作を発表するサイクル(シーズナル・リリース)から着想を得たもので、今後、毎年異なるテーマやカラーリングの限定コレクションを「年次イベント」として世に送り出すという非常に興味深い試みです。※ベントレーはこれに限らず、アート関連のイベントに積極的に関わるなど、自動車以外の方面へと触手を伸ばしている
ここでは「世界でわずか100台」の枠を巡って争奪戦が確実視されている記念すべき第1弾モデルの詳細な仕様、そして息を呑むような全6色のカラーバリエーション、そしてこのクルマが市場に与える新たな価値について考えてみましょう。
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ベントレー最新「マリナー」2026年ガイド発表。手作業による56時間の芸術的塗装やレーシングストライプなど贅沢極まりないオーダーメイド仕様が解禁に
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この記事の要点
- 革新的な新プログラム: ベントレーのビスポーク部門「マリナー(Mulliner)」が、高級ファッションハウスの季節限定コレクションの概念を取り入れた、年次の限定車プログラム「ビスポーク・シリーズ」を立ち上げると発表
- 世界限定100台の希少性: 栄えある第1弾は「コンチネンタルGT S」およびオープンモデルの「コンチネンタルGT S コンバーチブル」をベースとし、シリアルナンバー入りの世界限定100台のみの展開
- 新スタジオによる色彩の芸術: 新設のデザインスタジオとオンライン塗装工場により、深みのあるパール効果や繊細なクロマフレア効果を持つ6つの特別なボディカラーを新開発
- 職人技が光る共通ディテール: ボンネットからトランクへと貫通する手作業の「ベルーガ&パール効果レーシングストライプ」や、22インチのセルフランキング・スポーツホイールを装備
- 息を呑む極上インテリア: 3面回転式の「ベントレー・ローテイティング・ディスプレイ」をはじめ、マリナーの専用3色スプリットレザー、特製シリアルナンバープレートを採用
「カラーの芸術」に特化した新スタジオと塗装工場の結晶
今回の「ビスポーク・シリーズ」のベースに選ばれたのは、ベントレーのドライバーズカーとしての性格を最も色濃く表現する「コンチネンタルGT S」およびそのオープンモデルである「コンチネンタルGT S コンバーチブル」。

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本シリーズは、クルー工場に新設された最先端の「デザインスタジオ」、そして新しく稼働したオンラインの「ペイントショップ(塗装工場)」が誇るクラフトマンシップを誇示する役割も担っています。
このデザインスタジオのデザイナーたちは、現代の文化的なトレンドを分析し、これまでのプレミアムカーの常識を覆す深みのある「パール効果」や、光の当たり方によって色彩が変化する「クロマフレア効果」を持つ6つの外装色を完全に新開発しており、まずエクステリアにおける最大の特徴はボディの全長にわたって手作業で一本一本描かれる、センターの「ベルーガ(漆黒)&パールエフェクト」レーシングストライプ。
これにより、クーペとコンバーチブルの彫刻的で力強いボディラインがより一層強調されている、と説明されています。
すべてがハイエンド:標準装備される贅沢の極み
「ビスポーク・シリーズ・バイ・マリナー」は、オーナーがどのカラーウェイ(色)を選んでも、以下のとおりの豪華な仕様が標準にて網羅されており、まさに至れり尽くせりの内容となっています。
- 足回り: 艶のあるグロスブラックに塗装された22インチのスポーツホイールを装着。中央の「B」マークは、走行中も常に直立を保つ「マリナー・セルフ・レベリング・ホイールバッジ」仕様
- インテリアの先進性: ボタン一つで「12.3インチの画面」「3連のアナログメーター」「美しいウッドパネル」へと3変化する「ベントレー・ローテイティング・ディスプレイ」や、ムードライティングを装備
- 職人技のディテール: メタルパーツにはダークティンテッド(スモーク)クロームを採用。シート、ドア、リヤクォーターパネルには専用設計の複雑なパーフォレーション(パンチング)加工を採用
- 限定車の証: ダッシュボードとトレッドプレートには、「Bespoke Edition 2027」の文字と共に100台の中の1台であることを示す個別のシリアルナンバーが刻まれ、また、ドアを開けると足元に美しいアニメーションが投影されるウェルカムランプも備わっている
これらの内容を見るに、ここ最近でベントレーがアナウンスしてきた「新技術」がこれでもかといわんばかりに詰め込まれているようですね。
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ビスポーク・シリーズ・バイ・マリナー 主要諸元・スペック
- 限定台数: 世界限定 100台(シリアルナンバー刻印付き)
- 対象車種: コンチネンタルGT S(クーペ) / コンチネンタルGT S コンバーチブル
- 外装の特徴:
- 22インチ・グロスブラック・スポーツホイール
- ベルーガ&パール効果のセンターレーシングストライプ
- グロスブラック・ドアミラーキャップ
- Sモデル専用「Blackline」仕様(フロントグリル・エアインテークのブラックアウト)
- 内装の特徴:
- マリナー独自の3色スプリット(ジェットブラックのメインレザー、ベルーガのセカンドレザー、各色専用のアクセントレザー)
- ヘッドレストのベントレー・エンブレム刺繍
- ステアリングの6時位置マーカー&ギアシフトレバーのカラーマッチ
- センターコンソールへの「全6色のカラーサンプル(カラースウォッチ)」ディテールの配置
- 付属品: 車体のコンポーネントに完璧にフィットする、オーダーメイドの特製カスタムカーカバー

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個性を引き立てる「6つのカラーウェイ」
デザインスタジオは、それぞれの外装色が劇的に際立つよう、あえてダークなコントラストトーンを組み合わせる決断を行なったといい、そのこだわりは室内のデュアルフィニッシュ(2トーン)ウッドパネルにも反映されています。
- サレルノ・ブルー(Salerno Blue): 煌めくサレルノ・ブルーの外装に合わせ、車内にも同色のアクセントレザーを配置。ウッドパネルはサレルノ・ブルーとベルーガの2トーンをダーククロームのピンストライプでセパレート
- スノウ・クォーツ(Snow Quartz): 劇的な輝きを放つホワイト。漆黒のベルーガストライプとのコントラストが最も際立つカラーで、内装にはアークティック・ホワイトの差し色、ウッドにはスノウ・クォーツとサテンベルーガの組み合わせを採用
- ミッドナイト・プリズム(Midnight Prism Pearlescent): 深みのあるブルーブラックトーン。内装にはピーコックブルーのアクセントレザーが組み合わされ、ウッドパネルはミッドナイト・プリズムとサテンベルーガで仕上げられる
- スペクトラル・ヴァーダント(Spectral Verdant): ベントレーのモータースポーツの伝統である「緑」を現代的に再解釈した深みのあるメタリックグリーン。内装にはヴァーダント・グリーンが鮮やかに映える
- マヌカ・オレンジ(Manuka Orange): 非常にエキゾーチックで外向的なカラー。内装のシートパイピングや刺繍、ステアリングマーカーにもこのオレンジが配され、ウッドパネルはマヌカ・オレンジとサテンベルーガをダーククロームで一閃
- ブライト・ルビー・レッド(Bright Ruby Red): ベントレーのデザインスタジオが自社開発した深く豊かなルビーレッド。内装の各所に同じルビーの差し色が入り、ウッドパネルもルビーとサテンベルーガのデュアルフィニッシュ

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高級車市場における「オートクチュール化」のトレンド
今回のベントレーの発表は非常に重要な「ラグジュアリー市場のゲームチェンジャー」としての側面を持っていて・・・。
1. なぜ「マリナー(Mulliner)」はファッションハウスにインスピレーションを得たのか?
これまで高級車の限定モデルといえば、「ブランドの〇〇周年記念」や「レースの勝利記念」といった過去の遺産(ヘリテージ)に依存したものが主流であり、しかし、現代のウルトラハイエンドクラスの顧客層(新興ITコレクターなど)は、過去の歴史よりも「今、この瞬間のトレンド」や「シーズンごとの特別感」を重視する傾向へとシフトしているのだそう。
マリナーが「毎年、その年の文化トレンドを反映したカラーと素材で100台だけを作る」という戦略に出たのは、まさにルイ・ヴィトンやグッチといったハイブランドが毎年行うコレクション発表と同じ仕組みを自動車に持ち込むことで、顧客に「今年のモデルを買い逃したら二度と手に入らない」という現代的な価値と飢餓感を与えるためというわけですね。

2. リセールバリューとコレクターズアイテムとしての将来性
ベースとなるコンチネンタルGT S(標準車)も十分に高価ではありますが、このマリナー製ビスポーク・シリーズは当然それを大幅に上回るプレミアムが上乗せされます。
しかし、「世界限定100台」「毎年仕様が変わる」「手作業によるシリアルナンバー入り」という条件は、数年後の中古車オークション(RMサザビーズ等)市場において、間違いなくノーマルモデルよりも圧倒的に高いリセールバリューを維持するための「鉄板の方程式」となる可能性を秘めています。
結論
今回発表された「ビスポーク・シリーズ・バイ・マリナー」の第1弾は、ベントレーが単なる自動車メーカーではなく、独自の美学を発信する「最高峰のラグジュアリー・ファッションハウス」へと昇華しつつあることを証明する記念碑的なモデルです。
100台という限られた生産数は、日本を含む世界中のディーラーを通じて即座に完売することが予想され、ドライバーズカーとしての純粋な楽しさを誇るコンチネンタルGT Sの素性に加え、約500年にわたり培われてきたマリナーの職人技、そして現代の色彩芸術。それらが完璧な調和を見せるこの特別な1台は、ガレージに収めるだけでも「時代を彩る最高のアートピース(芸術作品)」として、オーナーの人生にこの上ない高揚感と所有する歓びをもたらしてくれるのではないかと思います。
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