ジャガーの中古車購入を考える。なぜスポーツクーペ、XKはやたらと高値維持なのか

ぼくの憧れブランド、ジャガー。
現行モデルはXF（598〜1105円）、XE（477〜769万円）、XJ（910〜2500万円くらい）、Fタイプ（886〜1500万円くらい）。

そして中古になるとそれぞれの相場はXFで380万円〜、XEは450万円〜、XJは390万円〜、Fタイプだと790万円〜くらい。
XF、XEはまだ新しいモデルではありますがまだ買いやすい価格に（XEはさすがに登場したところなので高い）。
Fタイプは実際のところ新車価格と中古の価格が非常に小さく、ジャガーのスポーツタイプはけっこう人気があることがわかります（その割に出回っている数が少ない）。

なおお買い得なのは現行XJ（上の画像）で、2010年モデルあたりだと390万円、つまり新車価格の半分を大きく下回る価格で購入可能。
ジャガーのフラッグシップが530万円で購入できるというのは驚異的で、しかもオールアルミフレームということを考えると非常にお買い得。
現行XJはサルーンにおいて旧来の「丸目」を捨てたエポックメイキングなモデルであり、ジャガーとしても非常に気合の入ったモデル（新世代第一号なので失敗できない）でもあり、手抜きのないモデルとも言えますね。

なお一世代前のXJはもうひとつお買い得で、最終モデル（2010）で280万円くらいで購入可能。
見た目は「まさにみんなが知っているジャガー」ですが、この優雅なモデルが300万円を切るというのはある意味衝撃。
さらにもう一世代前の1996年モデルだと最終型でも150万円くらいで、年式によっては50万円以下という個体もありますね。

ジャガーのスポーツモデルだとXK（2006〜2014、新車価格1250〜1800万円くらい）というモデルが過去に存在しますが、398万円〜という相場。

Jaguar New XKR. (07/01/06)

実のところぼくはそのひとつ前の世代（1996〜2005、新車価格1150〜1250万円くらい）が非常に優雅で好きなのですが、これがけっこう高いのですね。
2003年あたりで120万円、2004年で268万円、2006年で450万円といった感じ。
やはりこの世代が好きという人も多いのか、この後の世代とは価格が逆転している個体も多く見られます（前の世代のほうが高く、モデルチェンジ後のほうが安い）。
10年以上前のモデルということになりますが、同じ年式のジャガーのフラッグシップ「XJ」がぐっと安くなっていることを考えると、XKはかなり人気かつ高値維持と考えて良いでしょうね。

基本的にスポーツクーペはある程度価格が下がったのち、そこから下げ渋る傾向があり、オープンだとその傾向がさらに強くなることに。
よってXKコンバーチブルは中古で購入して「まず間違いない」物件と考えてよく、購入して売るときにも高値をキープしている可能性が非常に高い（もしかすると売るときのほうが高価）かもですね。

逆にセダンは際限なく価格が下がる傾向にあり、セダンは中古で購入するときも安い場合が多いですが、売るときも安いと考えて良いでしょう。

オフローダーもスポーツカーやクーペ同様に一定以上下がらない傾向があり、こういった嗜好性の強い車はある程度のファンが人気を下支えしていると考えられます。

なおジャガーではフォード傘下にあった時代にリリースしたXタイプとSタイプはとんでもなく安くなっており、もう50万円以下という個体が大量に。
さすがにもうこのあたりになると年式的にも劣化が気になり、修理費用のほうが高くつくと思われるのでちょっと手を出すのは難しそうです。