マクラーレンP1のサーキット専用バージョン、「P1 GTR」を改めて公道走行可能な状態にコンバートしたP1 GTRロードバージョン「P1 LM」が販売に。
今回2例目かと思いますが、約4億円で販売中。
これはイギリスの会社Lanzanteモータースポーツがカスタムを行ったもので、マクラーレンも認めているようですね。
なおP1 GTRはマクラーレンP1所有者を対象に45台のみ製造され、これは最初にイギリスの顧客へ納車されたもの。
それを後に公道仕様へと改装していますが、改装についてはマクラーレンP1GTR本来の目的を損なわないよう最小限に留められるようで、公道仕様とは言えど「まんま」レーシングカー。
それはとくに内装において顕著で、ブラックのアルカンターラやカーボンを大量に使用していることからもわかります。
なおギアボックスはF1用で、タイヤは公道走行可能なようにスリックからレインタイヤへ交換され、もちろんその他公道走行に適した装備を追加済み(逆にレース用装備が省略されているかどうかは不明)。
走行距離は245キロとのことですが価格については非常に高価ながらも装備などを見ると「妥当」なのかもしれません。
なお以前に販売されていたマクラーレンP1 GTRの公道仕様も4億円弱の価格帯だったので、このモデルに関してはいまのところ4億円程度が「相場」なのかもしれませんね。
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マクラーレンP1GTRはサーキット専用モデルで公道走行不可と成っていますが、そのP1GTRはマクラーレンP1のオーナー飲みに販売され、そもそもP1もマクラーレンF1(ロードカー)のオーナーに優先された車であったため、非常に入手難易度の高い車。
そのP1を公道仕様にコンバージョンした最初の一台がモナコに納車されたようですが、これはマクラーレンではなくサードパーティーが改造したもので(マクラーレンはP1GTRの公道走行可モデルの需要があることを認めながらも手を下していない)、同じような例だとアストンマーティン・バルカンがありますね。
バルカンも同じく公道走行不可能なサーキット専用車ですが、こちらもサードパテイーが公道走行可能な仕様にコンバージョンするサービスを展開中。
なおこちらは別の車両で、やはりマクラーレンP1GTRを公道走行可能な仕様へ変更しているようですね(バックランプを後付けしているように見える)。