| ポルシェは911のオフローダーを作ったことがある |
1989年のフランクフルトモーターショーで発表されたポルシェのコンセプトカー、「ポルシェ・パナメリカーナ」。
964世代の911カブリオレをベースとし、ボディワークはカーボンファイバー製。
エンジンはフラット6で250馬力を発生する、とされています。
デザインしたのは後のアストンマーティンCEO
なおオフローダーっぽい見かけの通り駆動方式は4WDですが、面白いのはデザインしたのがウルリッヒ・ベッツ氏であること。
同氏は993世代までポルシェ911の開発に関わっていますが、その後アストンマーティンCEOに就任し、現在は会長職を務めています。
オープンホイールアーチ、高く上げられた車高、布製のルーフなどを持っていますが、他のポルシェとは極端に異なるデザインを持っていることも特徴。
残念ながらこのポルシェ・パナメリカーナのデザイン、そのコンセプトがのちの市販車に生きることはありませんでしたが、なかなかに面白いコンセプトカーではありますね。
パフォーマンス的には上述の通り250馬力で5MTを介して4輪を駆動し、0-100キロ加速は5.8秒、最高時速は257キロ。
関連投稿:ポルシェ911を再発明。「ポルシェ901コンセプト(非公式)」
トルコの工業デザイナー、Ege Arguden氏による「ポルシェ901コンセプト」。
非常に前衛的ですがポルシェの特徴を捉えており、ポルシェの公式かと思うほどです。
クライスラー、BMW、WV、フォードでインターンとしての経験を持つそうですが、「ポルシェ911を再発明する」というのがコンセプト、とのこと。
サイズは前長4300ミリで、991よりも短く初代911の4290ミリに近いサイズ。
リアフードに開いた6つの穴がいいですね。
なお、最低地上高があるように見えますが、これは消えてしまった「ポルシェ911サファリ」を連想させ、911サファリはこのままお蔵入りかもしれませんが、ぼく的にはぜひ発売して欲しい車でもあります。