以前にトヨタ86にフェラーリ458のエンジンをスワップした「GT4586」が登場しましたが、今回はトヨタ86に日産R35GT−Rのエンジンをスワップした男が登場。
しかもGT−Rのツインターボエンジンをさらにチューンし1300馬力まで向上させ、パワーウイトレシオを「1」にしようという計画です。
当然ながら純正のトランスミッションではこれに耐えることができないので、シーケンシャルギアボックスに換装することになりますが、実際に完成して走行する姿がそのうち動画で公開されると思われ、その勇姿には期待したいところ。
動画を見ると「4586」のように完全にバラしているわけではありませんが、かなり大規模な改造となっていますね(楽しそう)。
今年もパイクスピークの季節が到来。
正式名称はパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで、アメリカはコロラド州にある山を一気に車やバイクで駆け上がるというレースです。
スタート地点は標高2862メートル、ゴールは標高4301メートルとその差は1439メートル。
そのためスタート地点とゴール地点では「空気の薄さ」が変わるので燃調にも影響を及ぼすというハードな地理的コンディション。
路面は舗装されているもののガードレールはなく、156ものコーナーをミスすることなく走り抜ける必要があるという過酷さも持っています。
酸素濃度や、その勾配のきつさから要求されるトルク、カーブでの立ち上がりを考慮して「EVでの参加」も増えており、しかし今回紹介するのは「日産R35GT-Rのエンジンを搭載したフォード・フォーカス」。
オーストラリアのチューニングショップ「レース・イノベーション」が制作した車両ですが、「フォーカスっぽい面影」を残しているだけでほぼ全面的に作り直されていて、カーボン製のシャシーにロールケージ(とスペースフレームを兼ねている?)、そもそもミドシップ化されるなど完全に「パイクスピーク専用」。
リアサスペンションはプッシュロッドですが「クロス」しており、巨大なインタークーラーを背負っていますね。
重量はわずか985キロ、発生するダウンフォースは時速200キロ時点で999キロ。
GT-Rのエンジンは850馬力にまでチューンされ、駆動方式は4WDとなっています。
クラス的にはエレクトリック、市販車改造クラス、無制限改造クラス、フォーミュラカーのようなオープンホイールなど様々なカテゴリがあり、メーカーや個人、チューナーやショップがしのぎを削るレースとして有名で、2016年にはホンダがNSXにてクラス優勝(NSXの開発担当者自らがドライブ)を果たしていますね。
GoProより、ポルシェ911ターボがパイクスピークに挑む動画を公開。
4K画質で提供されており、周囲の風景など非常に美しく捉えられています。
車両は専用の改造された911ターボで、出力は800馬力。
ドライバーはJeff Zwartとのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=KQFXgjOWX-8
オーストラリアのチューナー、StreetFXが日産GT-R(R35)のエンジンをトヨタ86に放り込むという離れ業を披露。
しかもただそのままノーマルのエンジンを装着するだけではなく3.8リッターの排気量をHKSのキットによって4.1リッターにアップ。
もちろんタービンも交換し1000馬力を発生するモンスターマシンへと変貌を遂げています。
なおGT−Rのエンジンはなんとトヨタ86の4気筒エンジンに比べて3倍の高さがあるとのことで、ドライサンプ化するなど相当な苦労をした模様。
なお86の純正トランスミッションは当然1000馬力を受け止めるようにはできておらず、6速シーケンシャルトランスミッションに変更済み(操作はパドルシフト)。
まんまレーシングカーのような仕上がりですが、驚くのはこれが「合法的に」行動を走行できる車である、ということ。
なおアメリカではトヨタ86にフェラーリ458のエンジンを装着した「4586」の製作も進んでおり、世界的にトヨタ86のチューニングは盛り上がっているようですね。