グッドウッドで開催されたクラシックカーレースにおいて、二台のクラシックカーが繰り広げた首位争いが素晴らしいと話題に。
この二台のみがほかとは異なるレベルで走行しており、テール・トゥ・ノーズからサイド・バイ・サイド、そして抜きつ抜かれつといった素晴らしいバトルを繰り広げています。
速度だと圧倒的にLMP1やF1のほうが速く見ごたえがありますが、クラシックカーという「人間の判断やスキルが大きく作用する」乗り物においては、両者の戦略や思惑が動画を通してでも手に取るようにわかるのが面白いところ。
仕掛けてみて抜けなかったときのドライバーの悔しさすら伝わってくるような、しかし紳士的な駆け引きが見られるいい動画ですね。
なおクラシックカーは非常に価値が高く、もしもの場合を考えるとここまでプッシュするのに勇気が必要ですが、そう考えるぼくにはクラシックカーに乗る資格はないのだろう、とも思います。
ラグナセカでのクラシックカーレース。前後カメラで走行状態を捉えたいい動画
ラグナセカで行われたクラシックカーレース。
1959年製コルベットとフェラーリ250GTOとのバトルが収められていますが、フェラーリ250GTOは最近のオークションにて53億円もの値がついた高価な車(ブガッティ・シロンが15台くらい買える)。
カメラはコクピット前後に取り付けられており車両の前と両方を捉えていますが、これによってより一層臨場感が増しています。
ドライバーが映っていないのが残念ですが、おそらくはドライバーもヴィンテージもののレーシングスーツほかエクイップメントを装備しているのでしょうね。
グッドウッド・リバイバルにてクラシックカーのレース中、総額40億円を超えるクラッシュが発生。
ジャガーEタイプがフェラーリ250GTを追い抜こうとした際に発生したアクシデントですが、幸い大きな事故ではなくけが人も出なかった模様。
ただし貴重なクラシックカーに代は外装にダメージを負っており、当然ながら修理が必要な状態に。
自動車関連イベントにはアクシデントがつきもので、高額な車になればなるほどその金銭的リスクが高まるわけですが、ぼくは小心者なのでこういった車でレースをする勇気はちょっと出そうにありません(出たい気持ちはあるものの金銭的にクラシックカーも買えず、何かあった時には修理できる財力も当然ない)。
なお、このフェラーリ250GTOは4台のみ生産された「シリーズⅡ」で250LMボディを装着。
フェラーリだと250GTOは最も高価な部類のクラシックカーで、ついで275GT、375GTもそれぞれ30億円、20億円程度でオークションにて落札されていますね。