1995年の東京モーターショーに出展されたBMWのコンセプトカー、「BMW Z21 Just 4/2」。
これをBMWが作ったとは信じられないような車ですが、リアにBMWモトラッド(バイク)K1100の4気筒エンジン(100馬力)を搭載。
重量わずか550キロ、という車です。
室内は非常にシンプル。
おそらくドア開閉ノブと思われるものはシートの先端(膝と膝の間あたり)にあり、これはTVRなど一部エキゾチックカーが採用する手法ですね。
アリエル・アトムのように簡素な構造。
けっこうメカニカルな印象があります。
こちらはちょっと仕様が異なり、「ちゃんとした」ドアがありますね。
なお「二輪と四輪」両方を製造している自動車メーカーは意外と少なく、幅広くこれを行っているのはBMW、ホンダ、スズキくらい。
その意味では、二輪/四輪両方を作るメーカーが双方の資産を活かすのは、ある意味で当然と言えるかもしれません。
車名の「Just 4/2」も当然4輪と2輪とを表現しているものと思われます。
簡素で楽しそうな車ですが、現代の安全性に関する基準を考えると、まず市販化は難しそうですね。
なおホンダも同様に2輪と4輪とのクロスオーバー「プロジェクト2&4コンセプト」を発表しており、こちらもやはり魅力的。
ホンダが「プロジェクト2&4コンセプト」を市販?より現実的なパテントを出願
考え方は全く異なりますが、Just 4/2の機械っぽさはトヨタが発表した「Kikaiコンセプト」を連想させますね。
トヨタも変なの出した。スチームパンク風の「KIKAI」