Forbsによると、中国の自動車メーカーはこれからますます存在感を強め、世界中に輸出するようになるだろう、とのこと。
たしかに先日BMWは中国で生産したBMWの輸出を検討と発表し、メルセデス・ベンツも「EQ」シリーズの中国生産を公表。
ジャーマンスリーの二強が相次ぎ中国生産とその輸出の可能性を匂わせたのはにわかにショック、であるとも言えます。
加えて記事では「ボルボ」についても言及しており、ボルボは現在中国の自動車メーカーである吉利汽車傘下ですが、この吉利汽車は先日ロータスの買収を発表。
世界的な自動車メーカーを傘下に収めることで「世界に打って出る」準備を進めていると考えられますが、現在でもS60の米国向け、S90のベルギー向けはすでに中国製、とのこと。
更には今後輸出を拡大し、S90については今後世界中で販売する「全て」が中国製になる、としています。
GMについては米国で販売されるSUV「エンヴジョン」、そしてCT6も中国製。
現在中国にとってアメリカは四番目の輸出先にまで膨らんでいるそうですが、中国生産だからといって「中国メーカーのエンブレムを付けているとは限らず」、慣れ親しんだモデルがいつの間にか中国産にすり替わっている、ということが起こり得るのかもしれません。
上記のほかではアウディ、リンカーン、ジャガー、ランドローバー、フォード、フォルクスワーゲンなどが中国で生産を行っていますが、当初は品質の問題などで「日本への輸出を考えいなかった」ものの、中国生産での品質が向上すれば今後は姿勢を一転させ「中国で生産した車を日本へ輸出」という日が来るのかもしれない、と思います。
とくにBMWの場合は「ドイツ本国以外でエンジンを製造しているのは中国のみ」であり、高性能モデルはドイツ、その他は中国に生産を集約し、世界中へと輸出する計画があるのかもしれません(記事ではBMWについて、5年以上前から中国で生産したモデルの輸出を検討している、としている)。
ベンツも中国でEV生産。このままだと中国はEV生産大国になり世界中に輸出か
BMWが中国で生産した車両を世界中に輸出する可能性。すでに輸出免許も取得
VIA:Forbs