東洋経済によると、「FJランクルが大人気」とのこと。
これによると現在アメリカにおいて、とりわけ1980年台前までに製造されたランクルの価格が急騰中で、今や1000万円を超える落札価格も珍しくない、としています。
たしかにランドクルーザーはコレクターも多く、アメリカだと「FJカンパニー」がコレクター向けにレストアやカスタムを行っているのが有名ですね。
加えて記事では「ランクル人気がランドローバー・ディフェンダーや、ジープ・スクランブラーにも飛び火した」としており、たしかに現在ディフェンダーは盗難されやすいリストの上位にランクされているようです。
なお、ランドクルーザーのルーツは1951年にまで遡ることができ、日本車では「同一名称を使用する期間が最も長い車」。
命名については諸説ありますが、競合であると考えられた「ランドローバー(ローバーは海賊船の意味を持つ)」を駆逐するという意味で巡洋艦=クルーザーをネーミングに取り入れた、としています。
なお、なぜ「駆逐艦」ではなく「巡洋艦」なのかは謎の残るところですが、仮に「駆逐艦」だと英語名は「デストロイヤー」なので、もしかすると「ランドクルーザー」ではなく「ランドデストロイヤー」になっていた可能性もある、ということですね。
加えてですが、その意図したネーミングの通り実際に「ランドローバー」を駆逐してしまっており、一時期はランドローバーの販売を壊滅的なところまで追いやったと言われますが、まさに「ランドクルーザーおそるべし」。
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所有期間の長い車のランキング。1位ランドクルーザー、2位はポルシェ・ボクスター