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ジープが一気に7台のコンセプトカーを公開!ラングラーやグラディエーターがいずれも劣らぬエクストリーム仕様に

ジープが一気に7台のコンセプトカーを公開!いずれも劣らぬエクストリーム仕様、様々な使い方を提案

| やはりジープはこういった「オフロード性能を強化する」カスタムが似合っているようだ |

当然ながらだれもローダウンしたジープは求めていない

さて、ジープが「定例行事」イースター・ジープ・サファリに向けて総勢7台のコンセプトモデル(ングラー4台、グラディエーター2台、グランドチェロキー1台)を発表。

これらは4月9日から17日にかけてユタ州モアブで開催されるイースター・ジープ・サファリにてお披露目される、とのこと。

なお、目玉は昨年の「マグニートー」を進化させた最新モデルの「ジープ・ラングラー・マグニートー2.0」だとされ、大きくパワーアップした電動パワートレインを搭載し、バッテリーサイズは70kWh、出力は625PS、トルクはなんと1,125Nmとのこと(おそらくはデュアルモーター)で、昨年のマグニートーに比較するとパワーが2倍、トルクが約3倍に成長しています。

一見すると、アメリカンブランドの象徴でもありワイルドなジープと「ピュアエレクトリック」との組み合わせはミスマッチのようですが、「自然と一体化」「強力なトルクによる高い走破製」というところを考えると、意外とジープとエレクトリックというのは相性がいいのかもしれません。

Jeep-Wrangler-Magneto-2-Concept-Front

このジープ・ラングラー・マグニートー2.0はピュアエレクトリックモデルながらも6速マニュアルギアボックスを持っていて、駆動輪は4輪、そして0-60 mph(0-96km/h)加速はラングラー史上最速となる「わずか2秒」。

40インチタイヤ、カーボンファイバー製パーツ、ダイナトラック60 Pro-Rockフロントアクスル、ダイナトラック80リアアクスル、カスタムドライブシャフトを装備しており、車体そのものは2ドアのラングラーをベースにホイールベースを12インチ延長し、3インチのリフトアップキットを装備している、とのこと。

ジープ グランドチェロキー トレイルホーク 4xe コンセプト

こちらはピュアエレクトリックではなくプラグインハイブリッドパワートレインを搭載するグランドチェロキー。

20インチのホイールに33インチのBFグッドリッチ製マッドテレインタイヤを装着し、耐久性の高いブルーペイント、カスタムルーフレール付きのブラックルーフ、特注インテリアなど、ノーマルのグランドチェロキーから多数が変更され、全体的にダークなイメージへと変身しています。

Jeep-Grand-Cherokee-Trailhawk-4xe-PHEV-Concept-Front

ジープ '41コンセプト

そしてこちらは1941年の初代ジープ・ウィリスにインスパイアされたラングラー4xe。

オリーブドラブ(D.R.A.B. '41マットグリーン)の特別塗装色にベージュのソフトトップを組み合わせるというカラーリングを持っていて、スチールっぽいルックスの17インチサイズのフィフティーン52ホイール、そして35インチのマッドテレインタイヤという組み合わせです。

このほかだと2インチリフトキット、ハーフドア、ウォーン製ウインチなどを装備し、ボンネットのステンシルとともにミリタリーテイスト満点に仕上がっています。

2022-Jeep-Wrangler-41-Concept-1

ジープ ルビコン 20周年記念コンセプト

こちらは初代ルビコンの発売から20年を記念して製作されたラングラーで、グラナイトクリスタル(マットグレー)のボディカラーにレッドの内装が特徴的。

搭載されるのは6.4リッターV8エンジン、そして2モードを備えるアクティブエキゾーストを採用し、37インチのタイヤを装着した17インチのモパー製ホイール、2インチのリフトアップキット、そしてアンダーボディプロテクションが取り付けられています。

Jeep-Rubicon-20th-Anniversary-Concept-Front

ジープ・ボブ コンセプト

このジープ・ボブ・コンセプトは、グラディエーターのトップをチョップした一台だと紹介されており、ラングラーに小さな荷台を取り付けたような外観をしていますが、この「ボブ」という名称は、リアオーバーハングを短くしてオフロード性能を向上させる「ボビング」というカスタムに由来している、とのこと。

20インチホイールには40インチの大径タイヤが装着され、この大きなタイヤを収めるためにフェンダーもカットされていて、オレンジ色のキャンバスルーフ、リアベッド(荷台)のメタルラック、特注バンパーに装着されたアディショナルLEDランプなど独特な雰囲気を醸し出していますが、ドアが取り外されていたりと「スカチューン」のような感じですね。

搭載されるのは3.0リッターV6ディーゼルエンジン、そしてダイナトラック製プロロック60アクスル、3インチリフトアップキット、キングコイル、バイパスショックを備えた特注サスペンションが与えられている、とのこと。

Jeep-Bob-Concept-Front

ジープ・パフォーマンス・パーツ D-Coderコンセプト

こちらは「マラスキーノレッド」にペイントされた35個のジープ・パフォーマンス・パーツ・バイ・モパー製のパーツが目を引く一台であり、モジュール式バンパー、シュノーケル、ウィンチガード、LEDランプ、ロックレール、チューブドア、スーリー製カーゴなどが装着されていますが、各パーツにQRコードが取り付けられているといい、それを読み込めば(おそらく)販売サイトに飛べるのだと思われます。

Jeep-D-Coder-Concept-by-JPP-Front

ジープ・パフォーマンス・パーツ・バードケージ・コンセプト

こちらはラングラー4Xeをベースにしたもので、フロントガラスやルーフ、ウインドウを除去しているため、残されたフレームがバードケージ=鳥かごのように見えることからこの名称が与えられています。

ボディカラーはブラウン、そしてブルーの4Xeアクセント、ルビコングラフィック、フェンダーマウントのデイタイムランニングランプ、ルーフマウントLED、ライノラック・ルーフラック、スキッドプレート、ウィンチ、37インチサイズのBFグッドリッチKM3タイヤ、2インチリフトキットとFox製ショックなど追加パーツがもりだくさん。

Jeep-Birdcage-Concept-by-JPP-Front

これらの他にもジープはいくつかの車両をイースター・ジープ・サファリに持ち込むとアナウンスされ、陣容としては昨年のSEMAショーに展示されたラングラー4Xe SEMAコンセプト、ラングラー・オーバールック・コンセプト、カイザー・ジープM725だとアナウンスされています。

なお、(一般に)オフローダーといえど「ローダウンしてエアロパーツを装着」するカスタムの方向性を採用するチューナーも珍しくはなく、しかしある意味で「ほとんどのオフローダーのユーザーがオフロードを走らない」ので、それはそれで正解なのかもしれませんが、当然ながらジープのオーナーはそういったカスタムを誰も求めていないと見え、ジープに関してはそういったカスタムはジープ本家、そしてチューナー/ショップともに見られず、やはりエクストリーム系カスタムが多いようですね。

2021-Jeep-Wrangler-4xe-SEMA-Concept-1

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