バイデン大統領所有、「ワンオフ」仕様のキャデラックATS-Vが競売に。サインやGM重役とのやりとり等も添付され、アメリカの歴史の一部を所有できる機会が訪れる

｜　特注内装をオーダーするあたり、バイデン大統領はそれなりのカーガイであるのかも　｜

実際のところ、このクルマのコレクション価値は非常に高い

さて、バイデン大統領が所有するキャデラックATS-Vがネットオークションへと出品されてちょっとした話題に。

加えてこのキャデラックATS-Vの内装には「コナブラウン」が用いられていますが、この仕様が許されたのはバイデン大統領一人だけだといい、よってこのクルマは事実上のワンオフとなるようですね。

バイデン大統領のキャデラックATS-Vはこんなクルマ

出品者が記載している情報によると、このキャデラックATS-Vには「ラグジュアリー パッケージ、セーフティ アンド セキュリティ パッケージ、18インチ・ポリッシュフェイス ホイール（ホイールは現在交換されており、もとのホイールは予備として付属する）、マグネティック ライド コントロール、カーボンファイバー製エンジン カバー、電動サンルーフ、サペリ ウッド トリム/セミ アニリンレザーインテリア、ヒーター付きパワーフロントシート、Apple CarPlay および Android Auto接続」等が付与されており、つまりは「全部入り」といった様相を呈しています（さすがはバイデン大統領である）。

このほかディーラーオプションとして「テックブロンズ仕上げの18インチCT4-Vブラックウィングホイール（現在装着されているホイール）、レニックパフォーマンスフロントグリル/アバンパートリム、ブラックエンブレムキット、スエードマイクロファイバーステアリングホイール/シフトノブ、スモークウィンドウ」の装着がアナウンスされています。

このキャデラックATS-VはBMW M3/M4の対抗馬として企画されたものだと言われていて、464馬力を発生するツインターボチャージャーV6、このモデル専用に設計されたサスペンションを持つハイパフォーマンスモデルであり、クーペとセダンとがラインアップされています（2016-2019年に製造されている）。

現在の走行距離は15,900マイル、スペアキーやバイデン大統領のサインが入ったウインドウステッカー（販売時に掲げるスペックシートのようなもの）、キャデラック重役とのやりとりを記したEメールのコピー、カーカバーなどが付属するとされ、今回購入した後、仮に売却することになったとしても「バイデン大統領の所有であった」ことを示すことができるアイテムが付属しているため「その価値は高い」とも考えられます。

ちなみにこちらが納車時の写真だそうですが、「このクルマを選び、固有の仕様をオーダーした」ということは、バイデン大統領はけっこうなクルマ好きなのかもしれません。

にもかかわらず「なぜ売るのか」ということについては言及されておらず、しかしそれは「一国の大統領である」という職業柄、自らステアリングホイールを握ってクルマを運転する機会がない、もしくは許されないからなのかもしれませんね。

合わせて読みたい、関連投稿

参照：Car & Bids