| アメリカでは6輪カスタムが人気だが、まさかこんなに早く6輪ブロンコが登場するとは |
その仕様は超ハード、どこにでも走って行けそうだ
さて、アメリカでは「6輪化カスタム」が宴もたけなわといったところですが、ビルダーとしてもっとも勢いがあるのが西海岸のショップ「アポカリプス」。
これまでにもジープ・グラディエーターをベースにした6輪カスタムを何台か販売していることが報じられていて、今回はさっそくフォード・ブロンコを6輪化しています。
そしておそらく、このブロンコの「6輪化」は世界初であり、今回その記念すべき最初の一台が、フロリダ州はパームビーチにて、バレット・ジャクソンが開催するオークションに出品されることになった、とのこと。
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6輪ブロンコの名は「ダークホース」
アポカリプスは6輪化に際し、その作品に名をつけることが多く、ジープ・グラディーエーターの場合は「ヘルファイア」。
そしてこのブロンコの場合は「ダークホース」と名付けられており、6輪化とともに91センチもの延長がなされています。
アポカリプスの場合、ほかの多くの6輪化とは異なって実際に「6輪駆動」へとカスタムされることが多く(他社製6輪カスタムだと、4輪駆動のままで、2輪は飾りであることのほうが多い)、かつタイヤとホイールも大きくなり、車体重量も増えるので、その分「パワーが食われる」ことに。
よってアポカリプスでは今回ブロンコのV6ツインターボエンジンを(CPUの打ち替え、インジェクターの変更、エキゾーストシステムのアップグレードにて)330馬力から400馬力へとパワーアップさせており、この負担を「帳消し」としています。
その他の装備だと20インチサイズのSFJホイール、37インチのパタゴニアタイヤ、4インチリフトキット、スチール製サイドステップ、ケブラーコーティング済みスチール製フロントバンパー、前後オーバーフェンダーなど、その内容は多種多様。
ちなみに純正のソフトトップは車体延長とともに使用できなくなっているため、アポカリプスでは新しくFRP製のルーフを作り直しています。
6輪ブロンコ「ダークホース」のインテリアはこうなっている
そしてこちらがアポカリプス製6輪ブロンコ「ダークホース」のインテリア。
外装や機能同様に内装も大きく変更され、ちょっとタフで摩擦に強そうなブラウンとブラックレザーに張り替えられています。
ひとまずこの個体がオークションにかけられた後は一般顧客からの受注も受けるそうですが、今のところ価格や仕様、オプションなど詳細については公開されておらず、追って何らかの発表があるものと思われます。
なお、アポカリプスは今後このダークホースを進化させてゆくといい、「ダークホースは、ブロンコとしてのアイデンティティを保ちつつ、独自のスタイルを極めるために、すべて自社でアップグレードされ、より優れた仕様へと変化してゆきます。将来的には、700馬力以上のスーパーチャージャー付きV8コヨーテ5.0Lエンジンへのアップグレードや、ケブラーコーティングの外装塗装が控えています」とのこと。
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