メルセデス・ベンツのトラックを6輪にカスタムした個体が実在した！すでに「売約済み」、意外とカスタム需要が高いようだ

｜　メルセデス・ベンツXクラスがクラスは短命ながらも一部では人気が高かったようだ　｜

なぜかトラック人気の高い北米では販売されなかったようだが、北米で発売していればまた事情は違っていたのかも

さて、メルセデス・ベンツは初のピックアップトラック「Xクラス」を2017年に発売していますが、この5月には生産が終了することとなっています。

つまりは非常に短命なモデルであったということになりますが、けっこうこのXクラスをカスタムする人は多いようで、これまでにも「車輌の何倍も」お金をかけた個体が報告されています。

そして今回はオランダにてカスタムされたXクラスが販売されており（売約済み）、なんとこの個体は「6輪」。※6輪化計画を発表したチューナーはいくつかあったが、本当に6輪化された実車が存在するとは

カスタムしたのはカーレックス

この個体をカスタムしたのは内装スペシャリスト、カーレックスだとされていますが、カーレックスはトラック向けのカスタムブランドを立ち上げており、現在トラックのカスタムに対してはかなり力を入れている模様（内装だけではなくハードなカスタムも行なう）。

なお、カーン・デザインも「チェルシー・トラック・カンパニー」なる、トラックとオフローダー専門のカスタム部門を設立しているので、世界的にトラックのカスタム需要は高いのかもしれません。

今回の6輪化においても、当然ながらかなりの手間とコストを掛けているということになりますが、車体の延長にあたってはサブフレームを追加。

加えて約10cmのリフトアップを行っており、オフロード用のごっついタイヤとホイールを装着しています（オーバーフェンダーも追加済み）。

荷台の内側にはスチール製のパネルが貼られ、かなりヘビーデューティーな印象ですね。

荷台に取り付けられるスチールのロールバーはカーレックス製。

フェンダーもおそらくはカーレックス製なのだと思われます。

ちなみにエンジンはノーマルと変わらず3リッターV6ターボディーゼル（225馬力）。

6輪化によって増えた車重、そしてこれだけ大きなタイヤを動かすのに「エンジンがノーマルのまま」というのはいささか心もとないようにも思いますが、ディーゼルエンジンのトルクをもってすればそう大きな問題ではないのかもしれません。

駆動輪についは「4輪」なのか「6輪」なのかは不明です。

もともとのハブは「5穴」のようなので、ホイール交換のためにハブも交換しているようですね。

「6輪」メルセデス・ベンツXクラスのインテリアはこうなっている

そしてこちらが6輪仕様Xクラスのインテリア。

ブレックのレザーシート、シルバーのトリムが見えますが、基本的には「ノーマルのまま」とのこと。

インテリアにあまり費用を投じていないところを見るに、カスタムを依頼したオーナーさんは「6輪化」が最優先であり、そのほかのことはそんなに気にならなかったのかもしれませんね。

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