| 現在、アメリカではこの話題でもちきりである |
フォードは細かい実用面、インフォテイメントシステム、燃費、走行性能などて方面にわたり改良を加える
さて、アメリカにて「もっとも売れている」ピックアップトラックシリーズ、F-150が2024年モデルとして大幅アップグレード。
スタイリング、エンジン、インテリア、ユーティリティなど全方面において大きくアップデートが施されていますが、アメリカではこの話題で持ちきりとなっており、おそらく3日くらいはF-150が米国自動車業界の話題を独占するんじゃないかという勢いです。
ただ、日本では(並行輸入を除くと)F-150を手に入れることはできず、よってこの新型F-150については要点のみをピックアップしてみたいと思います。
新型フォードF-150はこう変わった
まず新型フォードF-150に積まれるエンジンにつき、「ベース」がこれまでの3.3リッターV6から2.7リッター・エコブーストへ。
この巨体を2.7リッターエンジンで動かせるのかという疑問もあるのですが、出力は290馬力から325馬力へ、そしてトルクも150%ほど増強されているので問題ははさそうです。
その他のラインナップは5.0リッターV8、3.5リッターEcoBoost V6、ハイブリッドなど多彩なもので、トップレンジのラプターとラプターRだと、それぞれ高出力3.5リッターV6とスーパーチャージド5.2リッターV8という設定です。
エクステリアにつき、さほど大きくは変わっていないように見えるものの、灯火類が振るLEDとなり、先進性と安全性、高級感の向上が図られ、ラリアットからプラチナムまでのグレードには「Cクランプ」LEDデイタイムランニングランプ、それ以下のモデルにはアンバーターンシグナルとシグネチャーライトが装備されることに。
標準装備の "クラシック "グリルはデザインが変更され、より高級感のある素材が採用されています。
重厚なメッキバージョンも用意され、やはりアメリカではいまでも「メッキ」が好まれるようですね。
多彩なホイールオプションも用意され、17〜22インチまで様々なサイズが揃い、クロームやブラックなどフィニッシュも多岐にわたります。
トップレンジのF-150ラプターはさらにワイルドになり、フォックス製デュアルライブショックの装着が最大のトピック。
タイヤは外形37インチ、そしてバンパー形状の変更によってタイヤが大きく露出するなどアグレッシブな印象に。
さらにはライトバーや各種グラフィックなど様々なオプションが用意されており、先代同様、オーナー個々による多彩なカスタムがなされることになりそうです。
そしてヘビーデューティ仕様の「トレマー」にはオプションとしてモジュラーフロントバンパーが追加され、ライトバー、フォードパフォーマンス・ウィンチキット、ブラッシュガードなどの追加アクセサリーを装備できるように。
トレマーの全モデルには、このモデル専用のサイドデカールとランニングボード、ラジエーターグリルのオレンジアクセント、専用インテリアなどが与えられます。
そして新型フォードF-150共通のアップデートがオプションとして設定されるプロアクセステールゲート。
テールゲートに内蔵されたスイングゲートはドアのように開くことができ、3つのストップ(37度、70度、100度)が内蔵され、ドライバーはゲートを特定の位置に保持することが可能です。
この「ステップ」もなかなかに重宝しそう。
新型フォードF-150のインテリアはこう変わった
そしてこちらは新型フォードF-150のインテリア。
各モデルによって大きく仕様が異なり、ラグジュアリーグレード、スポーツグレード、ヘビーデューティーグレードによって素材や仕上げが変更されることとなりますが、XLTとラリアットの室内には、新しいミディアムダークスモークトリュフシートとブラックのインテリアカラーが採用に。
このキルティング仕上げのシートはとても「ピックアップトラック」とは思えないラグジュアリーさ。
12インチのタッチスクリーン、やはり12インチのデジタルメーターが全車に標準装備となり、このメーターは選択したドライブモードによって表示が変更されると紹介されており、これに加えてヘッドアップディスプレイもF-150に初めて搭載。
なお、人気があるだけに盗まれやすいのだと見え、新型F-150は北米ではじめて「フォード盗難車両サービス」に対応した車両となるのだそう。
新型フォードF-150を紹介する動画はこちら
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参照:Ford