まさかの80年代の「変態」車、フォード・シエラ・コスワースRS500のレストモッドが登場。なんと本家コスワースもプロジェクトに協力するなど期待が持てそう【動画】

Image：Vision148

｜　今までにはこのシエラ・コスワース RS500をモチーフにしたカスタムカーは存在したものの、レストモッドは存在しなかった　｜

パフォーマンスについては言及されていないが、コスワースが関わるならば、それは「間違いないもの」となりそうだ

さて、現在レストモッドは非常に大きなビジネスをなっており、ポルシェ911はもちろん、ポルシェ928、ランチア・ストラトス / 037ラリー、ルノー5ターボ、ランボルギーニ・ディアブロ、フェラーリF355など様々な選択肢が存在します。

そして今回発表されたのがヴィジョン148によるフォード・シエラ・コスワース RS500のレストモッド「カーボン・ピラニア（Carbon Piranha）」。

残念ながら生産されるのは1台のみ

このフォード・シエラ・コスワース RS500「カーボン・ピラニア」についての情報は多くなく、公開されているのはフォードが生産した500台のRS500のうちの148台目をベースにした1台のみが製造されるということくらい。

ヴィジョン148はこのクルマについて「オリジナルのRS500をRS500たらしめている要素を失うことなく」レストモッドを行い、「最先端の製造技術と材料技術を披露する」「リサイクルされ、再考され、再構築する」と手法を用いることでこのカーボン・ピラニアへと新しい生命を吹き込むようですね。

なお、このプロジェクトには複数の企業やアーティストが参加しており、かなり大規模なものとなっているので、今回は「1台のみ」とされるものの、これに続く2台目、3台目が登場する可能性もゼロではなさそう。

参考までに、驚くべきことにコスワース本体、さらにはデジタル マニュファクチャリング センター（DMC）、ASM オート リサイクリング、ヤシッドデザイン（レンダリングアーティスト）、HGL、Race Against Dementiaがパートナーとして紹介されており、 たとえばASM オート リサイクリングはドナー車の解体を担当し、さまざまな車両コンポーネントを分類して3Dスキャンし、カーボンピラニアのデジタルデータを作成するなど固有の役割が与えられるということについても言及されていて、車両デザインを担当するのはもちろんヤシッドデザインで、これを3Dに起こすのはデジタル マニュファクチャリング センター（DMC）。

今回公開されたCGによれば特徴的なプロファイルとホエール テール スポイラーを保持しており、しかし各部は現代風にアップデートされ、これが実現すれば大きな話題を呼ぶこととなりそうです。

なお、関係者からのコメントは以下の通り。

「ヴィジョン148は、付加製造とデジタルデザインの自動車およびモータースポーツの専門家とのコラボレーションと、この車に命を吹き込むコスワースなどのオリジナルブランドとの提携に特化しています。これは、完成した車を所有するチャンスを持つプロジェクトのファンを引き付けるユニークなメンバーシップクラブによって強化されています。」

ヴィジョン148 創設者　イアン・ハウ

「コスワースは今年で65周年を迎えます。そのすべてはモータースポーツから始まり、フォードの所有権、コスワース、アフターマーケットへとつながりました。コスワース ブランドには熱狂的なファン層があることはわかっています。道路とレースのアイコンを祝うには、ヴィジョン148 RS500 プロジェクトの構築以上に良い方法はありません。」

コスワース グローバル ディレクター　ニック・グリーンウェイ

フォード・シエラ・コスワースRS500レストモッドのプロモーション動画はこちら

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