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ボルボが新型XC90を9/4に発表すると予告。前任デザイナーが抜けた後、そのデザインがどう変わってゆくのかには注目である

ボルボが新型XC90を9/4に発表すると予告。前任デザイナーが抜けた後、そのデザインがどう変わってゆくのかには注目である

| ヘッドライト内には「トールハンマー」も確認可能、今後マイルドにデザインが変わってゆく可能性も |

ボルボも他自動車メーカー同様、これまでの「BEVシフト」計画を見直した行動を取ることに

さて、ボルボが「新型XC90を9月4日の”90/90デー”に発表する」とアナウンス。

この新型XC90は完全なる新設計ではなく、現行XC90のフェイスリフト版になるものと思われますが、ピュアエレクトリック版のEX90と並んで販売されることとなります。

なお、現行XC90(2代目)は2014年に登場しており、2019年に一度フェイスリフトを受けているものの、設計そのものが古くなっており、しかし今回は新しいハイブリッドパワートレーンを搭載することでリフレッシュを図るというわけですね。

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ボルボも「EVの販売減少」を受けて戦略の見直しを余儀なくされる

なお、ボルボはその高級電動化ブランドとともにピュアエレクトリックカーの展開を急いでいたものの、ここ1年ほどの「EV販売の失速」を受けて戦略の見直しを迫られており、そのため「本来であれば退役の頃合いであった」EX90に二度目のフェイスリフトを施し延命を図るという決定に出たのだと思われますが、これは他の自動車メーカー同様の対応であり、そして「予定外」の行動であるとも考えられます。

さらにボルボは「老朽化した」ほかのラインアップについても同様の対応を行う可能性が高く、もともとは「早々に販売を終了させる予定であった」ガソリンエンジン搭載モデルの販売をしばらくの間”引っ張る”こととなるのかもしれません。

現時点では新型ボルボXC90の詳細については明かされていないものの、内外装が一新されて(EV版兄弟車である)EX90と類似した内外装が与えられるのではと見られ、そのほかだと電動化に重点を置いた機械的なアップグレード、そして最新の安全技術を提供する可能性が高いのでは、と推測されています。

参考までに、ボルボは新型XC90の発表のほか、この90/90デーには「サプライズが1つ2つあるかもしれない」と述べており、何かが待ち受けているのは間違いないものと思われ、当日の発表を楽しみに待ちたいところ。

そしてもうひとつ参考までに、ボルボのデザイナ、ロビン・ペイジ氏は昨年春にベントレーに移っているので、現在のデザイナーはこれまでとは異なる「誰か」ということになり、よって今回の新型CX90では新しい意匠が盛り込まれる可能性も。

基本構造が同じであること、そしてボルボの性質からして急激にデザインテイストを変更することはないかと思われますが、今後はおだやかにそのアピアランスが変わってゆくことになるのかもしれません。

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参照:Volvo

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