テスラでガソリンスタンドに乗りつけ、ガソリンを給油しようと四苦八苦する女性二人組の姿が目撃される。意外とこういった例は少なくないのかも【動画】

｜　これが「現実」だとすれば、まだまだ電気自動車の啓蒙は十分ではないのかも　｜

それにしても、周囲の人がもっと助けてあげてもいいようなものだが

さて、テスラ・モデル3にてガソリンスタンドにやってきてガソリンを入れようとする女性2人組の姿がYoutubeへとアップされて話題に。

もちろんテスラ・モデル3は電気自動車なのでガソリンを入れる必要はないのですが、この2人はレンタカー等にてこのモデル3を利用し、電気自動車と知らずにガソリンスタンドに来たのかもしれません。

もしそうだとすると、まだまだテスラ＝電気自動車という周知が十分ではなく、ガソリン車と電気自動車との違いについても人々の理解が及んでいない例がある、というひとつの象徴だとも言えそうですね。

その事件はこうやって起こった

そこで今回の出来事の一部始終を見てみたいと思いますが、まずはこんな感じでテスラ・モデル3がガソリンスタンドに入ってきます。

撮影者は「なぜテスラが・・・」と考えて撮影をはじめたのかも。

そしてドアを開けて女性ドライバーが出てきます。

ガソリン給油口が見当たらず、助手席に乗っていた女性も出てきて一緒に給油口を探すことに。

フロントトランクを開け、トーイングフックを取り出して「なにかしら？これ」」。

ここじゃないの？とあれこれやりとりをしますが・・・。

JUN

ウォッシャータンクにガソリンを入れようとしている！

全く給油する方法が見つからず。

ガソリンスタンドの人も不思議そうに彼女たちを見ながら通り過ぎるものの・・・。

見かねた撮影者が「これは電気自動車である」ということを教えて充電ポートを開いてみせます。

なお、この動画は「最初から撮影していること」「フロントトランクを開くところ（普通、ここは開こうとしないと思うが、けっこう早い段階でフードを開けている）」「撮影者はガソリン車乗りなのにテスラ・モデル3の充電ポートの位置を知っていること」などから「ヤラセっぽい」という雰囲気も。

ちなみにぼくは猜疑心が強いので「今の世の中、何も信じることはできない」とすら考えているのですが、この動画を見てそういった自分に気づくことになり「心が荒んでしまったな・・」と思った次第です。

ただしこれは笑い事ではない

ただ、こういった事例が本当に起こっている可能性もあり、似たようなケースだと「軽自動車だから軽油を入れる」といった人々もいて、そのほかデジタルネイティブだと「物理ボタンの操作方法がわからなかったり」「液晶ディスプレイを見ると、すべてタッチパネルだと思ったり」といった例もあるかと思います。

そう考えると、様々な意味で技術的な過渡期にある現在、多くの世代が使用する製品を作り販売するメーカーは「多様な年齢層に対する配慮」を行う必要があるのかも。

今回の「テスラに給油」の事例だと、テスラがジョーク交じりで「ガソリンスタンドにクルマが入ったことを検知すると、何らかの警告が出たり」、充電を促す警告についても「これはガソリン車ではありませんよ。念のため」といった表示をディスプレイに掲示したりすると面白いんじゃないかと思ったりします。

テスラ・モデル3にガソリンを入れようとして戸惑う女性の姿はこちら

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参照：RED Delta