少し前に発表された異色のエレクトリック・トラック「BOLLINGER B1(ボーリンジャー/ボーリンガー)」ですが、発売後2週間程度で6000台の予約が集まった、とのこと。
もちろんテスラ・モデル3の「40万台」には及ばないものの、スタートアップEV企業としては異例の成功と言えそうですね。
なお現時点での「予約」は単にメールアドレスなどを登録するだけで保証金など支払いの必要はなく、Bollingerが実際に生産を開始する段階で購入の意思があれば「そこで初めて」1000ドルの保証金を支払うことになる、とのこと(生産は今年にも開始する、としている)。
EVというと(デザインが)エコフレンドリーでスタリッシュだったりクリーンだったりする中、この「ワイルドで環境負荷が高そうな」B1は注目を集め、結果として12,000のメディアに紹介され、8800万人の人々に情報がリーチした、としています。
Bollinger B1は前後アクスルに各一個のモーターを備える4WD。
この外観ながらも0-100キロ加速はポルシェ911カレラの4.6秒より速い「4.5秒」。
最高時速も時速200キロ、と速度制限が設けられがちなEVにしては結構高め(BMW i3は時速150キロに最高速度が制限されている)。
バッテリーは2種類で60kWhと100kWh。
前者は走行可能距離が200キロ、後者はなんと321キロとなっており、充電時間は60kWhが(220Vで)7時間、100kWhが12時間。
前後共電制デフを装備して「ロック」も可能とされ、オフロードの走破性もかなり高そう。
ボディ形状は後部ルーフ付きと無し(トラック)との2種類。
この単純な「パネルをくっつけただけ」の構造がなんとも面白いですね。
なお前後貫通したトランクスペースを持つなどEVならではのメリットを生かした構造が特徴で、いろいろな意味で「その発想はなかったわ」というEVだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=E4f-ogepkug&t=10s