ホンダS2000のホイールを粉体塗装にてペイントする様子が動画にて公開。
粉体塗装(パウダーコーティング)は塗料を直接噴射して塗るのではなく、文字通り「粉」を塗る対象に付着させ、その後に加熱して粉を対象に密着させることになります。
塗膜が厚く均一に塗料が乗るために「エッジ」があるものでもきれいに塗料が乗るとされ、塗料の「タレ」もなく、加えてその塗膜も強いのがメリット。
さらには塗料をスプレーガンにて噴く方法に比べると塗料(パウダー)のロスが少なく、下に落ちたパウダーも集めてリサイクルすることが可能。
溶剤や水を要しないという点でも「環境に優しい」とされていますね。
デメリットとしては、表面が「柚子肌」つまりちょっと凸凹になってしまうこと(これは動画でも確認可能)、専用の加熱ブースが必要なこと、加熱時間やブースのサイズの問題で「次々」に量産できないことなどがありますが、自動車のパーツのように塗装強度が要求される場合は非常に有用な塗装方法と言えそうです。
↓こちらがホイールの表面を均しているところ。
↓粉体(パウダー)を付着させ、専用のブースに入れるところ。加熱時間はおおよそ10分程度です。
こちらはまた別のアップロード主ですが、やはりホイールを様々なカラーにパウダーコートする様子が見られます。
逆にこちらは「スプレー」でペイントする動画ですが、マスキングしてホイール内に「文字」を再現したり、何層にもペイントされたキャンディカラーを使用したり、と職人技の光る動画。
こちらはバイクのホイールに「リムテープ」を貼る様子。
タイヤのトレッド面にある溝、サイドウォールの文字にカラーを入れる動画。