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中国スーパーカー事情は日本とずいぶん違う。女性がやたら車に詳しく、愛人に買い与えるケースも多い

2018/05/11

マクラーレン・アルトゥーラ

| 中国のスーパーカー事情はほかとはちょっと違う |


中国におけるスーパーカーオーナーについて、その女性比率が他国より圧倒的に高い、と報じられています(マセラティだと40%近い)。
たしかに中国ではモーターショーを訪問する女性は多いですし、しかも男性のお供といった感じではなく、主体性を持って(自分が行きたいから)訪れ、かつ熱心に車を見ているのは印象に残るところ。
さらには、中国の女性にはやたらと車に詳しい人が多い、という印象を受けます。

 

中国の女性は車に詳しい

ただ、車に詳しいといってもスペックなどに詳しいわけではなく、「どの車がいくらくらいする」「どのグレードが上で、どのグレードが下」「この地域にはフェラーリが何台登録されている」といった情報などであって、話をしている限りでは、車もブランド品のような、たとえばバッグのようなとらえ方をされているようですね。
つまりどのブランドのどのバッグがいくらくらいするか、どのバッグは限定で手に入りにくいとか、そういった感覚で車が語られているようにも感じます。

とにかく中国の女性は車名にやたら詳しく、価格などもキッチリ把握しているところは印象的で、その様子には驚かされることがよくあります。
たとえば、ミニだと「ミニがだいたいどのくらいの価格」というのではなく て、「ミニONEがこのくいらいでクーパーがこのくらい、クーパーSはこの位の価格で、あといくら出せばアウディTTが買える」 など。※そもそもMINIがBMWの持つブランドの一つであることも把握している
ある意味女性特有の金銭感覚・観察眼の鋭さをもって、ぼくら男性とは異なる視点で車を捉えているわけですね。

 

現地の車雑誌を見ていても、女性のスーパーカーオーナーがよく紹介されていますし、女性からの車の購入相談のようなものも良く記事として掲載されているもの日本とは全く異なるところ。
なお、中国のビジネス誌を見ていると女性起業家が多く登場しますが、その場合は「成功の証」としてか、マイバッハやベントレー、ランボルギーニ、マセラティとともに登場している場合が多いようです。

なお、「女性スーパーカーオーナーが多い」理由としては、上述のように女性起業家が多いこと、そしてもうひとつは「富豪が愛人に買い与えるケースが多い」こと。
中国の富豪は日本とは桁違いなので、マンションや車をホイホイ買い与えることで知られ、かつ「内外装をピンクにカスタムしたロールスロイス」や、「ティファニーブルーで、愛人のイニシャルの入ったブガッティ・ヴェイロン」などもこれまでに報じられていますね。

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