| いずれもコレクション価値は非常に高い |
アメリカの富豪、マイケル・フックス氏が自身のコレクションを一部処分する模様。
同氏は低反発マットで財を成した人物で、とくにロールスロイス、マクラーレン、ポルシェ、フェラーリのコレクションが充実していることでも知られます。
そしていずれのクルマも高いレベルでカスタムし、購入したクルマをほとんど売却(転売)しないため、メーカーにとっても「理想的なコレクター」として認知されていて、かつイベント時などには積極的にコレクションを貸し出したりする社交性も高く評価されているようですね。
なお、こちらがそのコレクション(の一部)とマイケル・フックス氏。
マクラーレン・セナは「北米納車第一号」
こちらのマクラーレン・セナは500台限定のちシャシーナンバー「2」、そして北米納車第一号。
つまりこれらがそのままマイケル・フックス氏の「地位」を表していると言えそう。
ボディパネルはヴィジブル(エクスポーズド)カーボンファイバーで、そのコストはなんと297,575ドル(3200万円くらい)。
さらにそこへスペシャルカラーの「フックス・グリーン」をペイントしており、こちらは86,930ドル(930万円くらい)。
そしてホイールはクローム(ポリッシュ?)という珍しい仕様です。
走行距離はわずか302キロで、「新車」と言っても良さそうですね。
インテリアはホワイト、そしてフックスグリーンという仕様です。
マクラーレン720Sのボディカラーは「フックス・アカシア」
まずはマクラーレン720Sですが、こちらは以前(2017年の)ペブルビーチにて公開されたもの。
ボディカラーはマイケル・フックス氏のために特別に調合された「フックス・アカシア」で、同時に発表されたロールスロイス・ドーンと同じ内外装のコンビネーションを持っています。
よってこのボディカラーは「マクラーレン」と「ロールス・ロイス」という異なるメーカー間で共通したカラーコードが採用されたということになりますが(同時に、かつ同じ場で発表されたことを考えると、両方のメーカーが協力したものと思われる)、こういった離れワザが可能なのもしれません。
インテリアカラーは「純白」、そしてフックス・アカシアのアクセント入り。
ポルシェ918スパイダーは「アシッドグリーン」
そして最後はポルシェ918スパイダー。
こちらのボディカラーはマイケル・フックス氏専用ではなく、ポルシェが(オプションにて)用意する「アシッドグリーン」。
ただしこのアシッドグリーンの918スパイダーは世界に二台しか存在しないとのことで(以前にユーチューバー、サロモン氏が乗っていたような気がする)、現在もう一台の個体はオーストラリアに存在するとのこと。
走行距離は820kmのみ、やはり新車並みのコンディションだと言えそうですね。
これらのハイパーカーは2020年1月に開催されるメカム・オークションに出品され、このほか同氏のコレクションからはメルセデス・ベンツSLS AMG、フェラーリ488スパイダー、フェラーリ360スパイダー、ポルシェ911R、BMW M5ファースト・エディション、メルセデス・ベンツCL65 AMG 40thアニバーサリー、キャデラック・シリーズ70フリートウッド・コンバーチブルクーペ(1936年製)が競売にかけられる、とのこと。