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「カーライフ調査」結果。クルマの月間維持費平均は1.2万、カーシェア利用経験は8.6%、安全運転してそうなキャラはアンパンマン、デートでかけたいのは「中央フリーウェイ」

2019/12/16

| 意外と軽自動車の維持費は安くない |

さて、毎年ソニー損保が実施している「全国カーライフ調査」。
所有しているクルマやその維持費、利用状況、そのほかクルマを取りまく環境について1,000名にアンケート調査を行い、その結果を集計・公表しているものです。
その項目は多岐にわたりますが、ここでその一部を見てみたいと思います。

クルマの運転状況と維持費は?

まずはクルマの運転状況についてですが、年間平均走行距離は6,316km。
これはここ数年、変わっていないそうです。

そしてちょっと興味深いのが「維持費」。
平均だと12,400円/月となるものの、車種別だと軽自動車が10,400円、コンパクトカーが10,600円、セダンが14,500円、ミニバンが15,000円、ステーションワゴンが15,600円、SUVでは15,500円。
軽自動車とコンパクトカーでは「ほとんど」差がなく、軽自動車だからといって大きく維持費が下がるというわけではない、ということですね。

なお、クルマを所有している人が負担に感じるコストは「車検・点検費用(68.8%)」「自動車税(63.8%)」「ガソリン代・燃料代(53.5%)」「自動車保険(51.2%)」「修理代(23.2%)」「駐車場代(22.6%)」の順となっています。

現在の所有車、乗ってみたいクルマは?

今回のアンケートの分類上、現在乗っているクルマのボディタイプとしてもっとも多いのは「軽自動車(37.4%)」、「ミニバン(15.7%)」、「コンパクトカー(15.1%)」、「セダン(9.8%)」、「ステーションワゴン(8.2%) 」。
軽自動車の内訳を見ると、男性が26.4%、女性が48.4%(足しても100にならない理由は不明)、そして女性の中では10~20代の64%が軽自動車に乗っているようです。
ちなみに軽自動車の比率は上昇しており、コンパクトカーは減少しているそうなので、コンパクトカーのオーナーが軽自動車に流れたと考えることもできそうですね。

そして乗っているクルマのエンジン(パワートレーン)では「ガソリン(78.9%)」「ハイブリッド(12.7%)」「PHV(2.5%)」「EV(1.5%)」「クリーンディーゼル(0.5%)」「FCV(0.2%)」で、意外やクリーンディーゼルがEVよりも少ないという結果に。

「次に買い換えるならば」という設問に対しては34.6%が軽自動車と答え、16.9%がミニバン、16.0%がコンパクトカー、11.7%がSUV、10.2%がセダン、7.0%がステーションワゴン、2.2%がオープンもしくはクーペ。
世界のトレンドは「SUV」ですが、こと日本においてはミニバンの人気が高いようです。

「次に選びたいエンジンタイプ」だとガソリンエンジンが50.1%、ハイブリッドが32.7%、電気自動車が6.2%、PHVが5.4%、クリーンディーゼルが4.8%、FCVは0.5%。ハイブリッド、電気自動車への関心が高く、しかし現在乗っているクルマとは乖離があり、自動車メーカーはこれを埋めるための方法を考える必要がありそうですね。

カーシェアリングの利用状況は?

カーシェアリングについては話題となっているものの、実際に使用したことがある人は8.6%のみ。
ただしこのアンケート自体が「現在クルマを所有している人」が対象であることを考えると、当然の結果かもしれませんね(自動車を所有する前にカーシェアを利用したかどうかもアンケートに含まれてはいる)。

なお、カーシェアを利用する理由としては「運転に慣れておきたかったから(クルマ所有前)」「運転する必要があった(所有前)」「運転したくなった(所有前)」、そしてクルマを所有した後にカーシェアを利用した人だと「自分のクルマと違うクルマを運転したくなった」「大人数や大きな荷物を運ぶ必要があった」「乗ってみたい車があった」という積極的なものから、「電話ボックスの代わり」「仕事場の代わり」「カラオケ練習場として」「仮眠の場所として」という風変わりな理由も。

これらを見ると、カーシェアリングは「ある程度クルマに親しんだ人」「クルマを所有する前提の人」が利用している可能性が高そうで、「クルマの所有とは縁がない人」がカーシェアを利用するということは少ないのかもしれません。

「クルマ社会での恐怖」は?

クルマ社会で過ごす上での恐怖というアンケートについては、「あおり運転(64.5%)」「ブレーキとアクセル踏み間違い(53.1%)」「高齢者・高齢運転者との事故(52.6%)」「ながら運転による事故(43.4%)」「逆走車との事故(42.8%)」「居眠り運転による事故(39.5%)」「危険運転をする自転車との事故(33.1%)」「薬物服用者との事故(30.3%)」といった順となっていて、メディアで報道されるような危険性が上位にあることがわかります。

そのほかにはこんな設問も

上記のほか、「交通安全のために一日署長をやってほしい芸能人」の男性編だと「阿部寛」、「所ジョージ」、「出川哲朗」、「松坂桃李」、「福山雅治」 、女性編だと「綾瀬はるか」、「新垣結衣」、「広瀬すず」、「北川景子」、「天海祐希」。

安全運転を心がけていそうなアニメキャラクターは「ドラえもん」、「アンパンマン」、「フグ田マスオ」、「江戸川コナン」(25件)、「野原ひろし」。

はじめてのドライブデートでかけたい曲は 「中央フリーウェイ(松任谷由実)」、「TSUNAMI(サザンオールスターズ)」、「夏色(ゆず)」、「ドライブ(ケツメイシ)」、「マリーゴールド(あいみょん)」「希望の轍(サザンオールスターズ)」 。

VIA:ソニー損保

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