| けっこう特殊な部類の色なのに、オフローダーやコンパクトカー、エコカー、はてはスーパーカーにも採用される摩訶不思議な色 |
さて、塗料メーカーのアクサルタ(Axalta)が2021年の「オートモーティブ・カラー・オブ・ジ・イヤー」として”エレクトロライト”を選定。
これは最近良く見かけるようになった「明るい黄緑色」ですが、アクサルタがこの色を選んだ理由は「他者から認識されやすく、とくに自動運転システムに採用されるLiDARから識別しやすい」「サステナビリティ、幸福感、安全性を表現」という要素を重視したため。
塗料のサプライヤーは複数社あり、どの自動車メーカーにアクサルタが供給しているのかはわからないものの、たしかにこういった「明るい黄緑色」はここ数年けっこう増えているように思います。
たしかに明るい黄緑色は増えてきた
そこでどういったクルマがこの「明るい黄緑色」を採用しているのか見てみようと思いますが、日本車だとプリウスやアクアに採用される「サーモテクトライムグリーン」が有名です(実際に車体温度を下げる効果がある”機能的な”ボディカラーらしいが、あまりこの色を選ぶ人は少ないようだ)。
そしてスズキ・ジムニーだと「キネティックイエロー(これもあまり選ばれないようだ)」
海の向こうだと、シボレー・カマロの「ショック」。
ダッジだと「サブライム」。
アルピーヌには「ヴェール・ティユール」。
スーパーカーにも「明るい黄緑色」
そしてスーパーカーにもこういったカラーは多く、マクラーレンだと「ライムグリーン」。
アストンマーティンでは「ライムエッセンス」。
ランボルギーニだと「ヴェルデ・スキャンダル」。
なお、ランボルギーニのカーコンフィギュレーターがちょっとだけリニューアルされており、ボディカラーがいくつかに「分類」された模様。
内容を見てみると、標準的な選択肢である「Base Offer」、モータースポーツを連想させる「Sportiva」、現代的なカラーの「Contemporanza」、おそらくは高輝度塗装だと思われる「Eclettica」、クラシックモデルに採用される「Classica」、カスタムカラーの「Ad persoam palette」。
そしてちょっと面白いのは、フィニッシュについて「ぴかぴか」「マット」という表現がなされていること。
もちろん「ぴかぴか」というのは光沢のあるグロス仕上げということになりますが、ランボルギーニのエクストリームなイメージ、そこに突如出現した「ぴかぴか」というフレンドリーな表記とのギャップに思わず笑みがこぼれます。
なお、ぼくはこういった「明るい黄緑色」が大好きで、現在メインで使用しているヘルメットはノーラン製、カラーは「ビジビリティ」。
よって、ランボルギーニ・ウラカンでも「ヴェルデ・スキャンダル」を選ぼうかと考えたものの、今回はまず優先順位の高かったブルー・ル・マンを選択しています。
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参照:Axalta