| 大阪国際空港は意外な穴場だと思う |
さて、こんな時期なのであまり利用する人はいないかもしれませんが、今回は伊丹空港(大阪国際空港)駐車場の紹介です。
この伊丹空港駐車場についてはいくつか特徴があり、現在に限ってだと、「かなり空いていて、撮影に適している」。
周辺の風景が独特ということもあって、かつ周辺に色々なものが映り込まず、緊急事態宣言下で利用者が少ないうちに何度か撮影に出かけたいとも考えています。
なお、大阪国際空港の中にはメゾンカイザー、ウルフギャングパック等ぼくが贔屓にしているお店も入っていて、飛行機に乗らずとも訪れる機会が多い施設でもあります。
伊丹空港駐車場はこうなっている
ただ、「撮影に向いている」というのは駐車場本来の特色ではなく、駐車場そのものについて触れたいと思いますが、面白いのは「駐車場の周辺がほぼオーバルコースになっている」ということ。
要は駐車場周辺をぐるっと回る「楕円」に近いコースになっているということですね。
そこでまずコースに沿って何があるのかを紹介したいと思いますが、まず東側の直線を走ってみましょう。
予約車は別レーンから入庫可能
ちょっと走ると、路面にこういった感じで「P2」「予約」の文字。
伊丹空港駐車場は事前に予約が(公式サイト上から)可能であり、その予約車は表示に従って入ってゆくことになります。
現在はこういった状況なので駐車場利用客はかなり少なく、予約が不要な状態ですが、コロナ前だとけっこう賑わっていた時期もあり、また状況が改善すれば「予約必須」となるかもしれません。
なお、関空も「予約」ができるものの、予約車と一般車との入り口が一緒なので、ときどき不便に感じることも。
その意味でも、この伊丹空港駐車場は非常にわかりやすく、よくできているということになりますね。
そして「P2」に入れるにはまた右レーンから入場することとなりますがまずが外周を回ってみましょう。
P2の入り口を通り過ぎ、右に曲がると空港ターミナルへ。
左に折れてゆくと阪神高速に乗ることができます。
伊丹空港には「降車専用スペース」がある
そして右へ。
ここからがこの伊丹空港駐車場の特徴の一つ、一番右のレーンから入ってゆく「降車専用スペース」。※二箇所ある
ここは縦にクルマが並ぶ形で、5分間だけ無料で駐車することができ、送ってきた人を降ろすことが可能です(あくまでも”送り”だけで、”迎え”による乗車は禁じられている)。
一旦ゲートをくぐり、発券する必要があるので入庫からの時間はしっかりカウントされることになりますが、5分をすぎると急激に駐車料金が高くなり、普通に駐車場に入れるよりも高額な料金を課すことで、このスペースの不正利用を防いでいるわけですね。
そして降車専用スペースを通り過ぎると、ホテルや各駐車場が出している「送迎車」の駐車スペースが右側に(こちらは15分無料で、それを超えると課金される)。※右のレーン上の黄色い表示に従って入ってゆく
さらに進むと路上に「P1」「P2」の表示が見えますが、P1から入ったところは空港ターミナルからやや遠いぶん、混雑時でも停まっているクルマが少ないようです。
よって、事前に公式サイトにて混雑状況を確認し、混雑しているようであれば、最初からこのP1を目指して行くのも良いかと思います(P1、P2については入り口が異なるだけで、中に入ると同じ。ただ、P2入り口から入って、P1入り口付近まで来るクルマが少ないので、結果的にP1入口付近が空いている)。
そして今回はP1を通り過ぎてもうひとつカーブを曲がって・・・。
P2へと入ります(左ハンドルにも対応している)。
そして駐車場内には4つの立体駐車場があり、そのうちの2つはビルのような大きな建物で、うち2つは鉄骨で組まれた駐車場。
鉄骨駐車場の最上階に来るとこんな感じで、高さがあるので(ガードレールや看板など)周囲があまり映り込まないのがいいですね。
なお、2階であっても、鉄骨の隙間から漏れる影が微妙に「いい雰囲気」であり、ぼくはこの鉄骨式立体駐車場を気に入っています。
伊丹空港駐車場から出庫してみよう
そしてここからは伊丹空港駐車場からの出庫。
事前精算機が複数あるので、事前精算をしておくと出庫時に金銭の授受を(精算機と)行わずにすみます。
なお、ゲートにはナンバープレートを読むカメラがあるわけではないので、事前精算を行ったとしても精算機に駐車券を通す必要があるので要注意。
駐車サービスは空港内の店舗での買い物や飲食に適用され(店舗によって金額が異なる)、精算には電子マネーや交通系ICカード、クレジットカードも使用できます。
基本的な料金は30分150円/最大料金2500円(一日)、繁忙期は30分200円/最大料金3400円(一日)。
出口は東側(阪神高速側)、西側(空港ターミナル側)との両側にあり、帰路にあわせて選ぶことが出来ます。