やっぱり車両パーツの窃盗は儲かるのか・・・。ランボルギーニに乗ってきて商用バンのパーツをもぎ取ってゆく窃盗団が動画に収められて話題に

｜　これが逆のほうがまだ理解しやすいが、それだけ触媒が不足し、高く売れるということなのだと思われる　｜

こうなると怖くてもう路上にクルマを駐車できない

さて、近年問題となっているのが「触媒コンバーターの窃盗」。

触媒コンバーターには希少希土類が含まれるので高く売れるためですが（もちろん補修用パーツとしても高価で売買される）、近年ではこれを狙った犯行が多数報じられています。

なお、自動車パーツの窃盗や偽造、そしてそれらの販売については麻薬売買や強盗に比較してリスクが低く、そして捕まった場合の罪も軽く、その割に「大きな利益を得られる」として（こういったパーツの窃盗や偽造パーツ販売が）人気化している、とも言われます。

やはり自動車パーツの窃盗は「お手軽に稼げる」のか

そして今回話題になっているのが「自動車パーツの窃盗団がランボルギーニ・ウルスに乗ってパーツを盗みに来た」というツイッター上での投稿。

これはカリフォルニア州トーランスの警察当局が、実際に触媒を盗む一部始終を収めてツイッター上に公開したもので、警察によるとこの事件が発生したのは2022年11月9日午前4時ごろ、184番街の3800ブロックにて。

まずはイエローのランボルギーニ・ウルスが白いバンの横にクルマを横付けし・・・。

4人の男性がウルスから降りてきて白いバンをジャッキアップ。

一人が見張り役を務め、その隙に3名が触媒を外し・・・。

ウルスに触媒を積み込み・・・。

そのまま逃走。

これが「逆」だったらまだ理解しやすいが

この動画見るものを混乱させるもので、というのも「古いバンに乗ってきた連中が、高級車（ウルス）のパーツもしくは車ごとかっさらってゆく」というのであれば理解はできるものの、実際はその逆だから。

なお、米国司法省は直近で複数州にわたる触媒コンバーター窃盗団を基礎しており、起訴状には5つの州にまたがる21人が含まれていたと報じられています。

そして同省によると、昨年カリフォルニア州では毎月平均して約1,600個の触媒コンバーターが盗まれたとされ、カリフォルニア州は全米の触媒コンバーター盗難のうち37％を占めている、とも。

Around 4am on 11/9/22, in the 3800 block of 184th Street, four male suspects exit a yellow Lamborghini Urus w/ black rims to steal a catalytic converter. If you have any information regarding this incident please contact Detectives at 310-618-5570. #Torrance #LosAngeles #SouthBay pic.twitter.com/U7R9sjYRZO

— Torrance Police (@TorrancePD) November 17, 2022

今回は監視カメラに一部始終が収められているにも関わらず、ウルスのナンバーを特定できなかったことから未だ逮捕に至っていないそうですが、触媒を抜かれると（多くの場合）外観からそれに気づくことは難しく、それに気づかずエンジンを指導させたら爆音が発生し、そこではじめて「えっ・・・」となるのかもしれません。

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参照：Torrance Police