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台湾へ行ってきた。高級車が一気に増えた台北の車事情について

2016/03/09

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台湾を訪問。
ぼくは年に2−3回ほど台湾を訪れるのですが、昨年と一昨年は椎間板ヘルニアもあり訪問する機会がなく、およそ3年ぶりの台湾。

今回訪問して感じたのは「高級車が増えた」ということですね。
今までは地元ユーロンなどの自動車メーカーの車がありましたが、それもかなり減ってメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWなど高級車しかも上位グレードが増加。
なかでもBMWは多いようですね。

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台北は比較的道路がきれいなこともあるのか、SUVよりもセダンが圧倒的に多く、ここは中国本土と異なるところ。
同じ中華圏では香港にてミニバン(とくにアルファード)を多く見かけますが、台北はミニバンも少なく、同じ中華圏でも差があるのが面白いところ。
コンパクトカーも非常に少なく、時折ミニを見かけるくらい。

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そしてスクーターが多いのも特徴で、ヤマハなど台湾で生産するバイクメーカーが多いことも影響しているのでしょうね。
なお道路にはバイク専用の停止線があり、赤信号になるとそこへずらりとスクーターが並びます。
バイクのほとんどはスクーターで、アメリカンやネイキッド、レーサーレプリカはかなり少ない模様。
スクーターについてもほとんどが125-150クラスのようです。

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ポルシェもけっこう多いですが、こちらは圧倒的にカイエンが多い模様。
ついでマカン、ケイマン、911といった感じです。
オープンモデルのボクスター、そして911カブリオレは少ないですね。
以前に台湾はお金持ち目当ての誘拐が多いという話を聞いたので、治安が関係しているのかもしれません。

なおスポーツカーメーカーのポルシェにおいてほとんどスポーツカーが乗られていないのは面白いところで、そしてBMWのXシリーズ、アウディのQシリーズよりもカイエンが多いというのも中国本土と異なるところ(中国はやはりアウディQシリーズが異常に多い)。
ほかSUVだとメルセデス・ベンツが多く、レンンジローバーは皆無に近いイメージ。

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スポーツカーは絶対数が少なく、見かけるのは日本製のスポーツカー、たとえばトヨタ86やマツダ・ロードスター、もしくはBMW i8、アウディR8、フェラーリ・カリフォルニア、488GTBといった超高額なスポーツカーという「二極化」が見られ、BMW Z4やアウディTTといったゾーンのスポーツカーが非常に少ない(それよりもフェラーリのほうがずっと多い)という感じ。

いわゆるプレミアムカーメーカーについては上位車種ほど人気があるようで、メルセデス・ベンツだと台湾で見かけるのはEクラス以上がほとんど(というかほぼSクラス)、BMWでも5シリーズ以上。
逆にトヨタだとカムリなどの普及価格帯の車が選ばれており(これらはビジネスユースっぽい)、ここでも二極化が見られます。
VWやフィアットも以前はよく見られたのですが今回その姿を見ることがほとんどなく、全般的に走っている自動車のブランド、価格が上級移行したような印象を受けました

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おそらくは所得的に自動車を購入できる層が限られており(台湾は関税の関係で自動車が高い)、購入できるお金を持っている人はなんでも選べるほどの所得があり、そうでない人は無理して車を購入できる環境にはない、ということなのかもしれません(つまり所得も二極化している)。

そう考えると自動車の関税が低くて輸入車でも購入しやすく、輸入車でなくとも国産車があり(意外と自国に自動車メーカーがなく全ての車が輸入車となる国は多い)、所得水準が高く、さらには金利も安くてローンを組みやすい日本は「自動車を購入するには」非常に良い環境なんだなあ、と考えたりします。

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なおこちらはフェラーリ、ランボルギーニグッズをメインに取り扱うお店。
ここ何年も同じテナントに入っているので、けっこう売れているのでしょうね。

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