| 毎年一回だけ、しかしもうずいぶん長いこと利用している |
さて、所用があってフランス料理「ラ・ベ」へ。
ザ・リッツ・カールトン大阪(ホテル)内にある、ミシュラン一つ星を獲得したフレンチレストランです。
なお、ミシュランの星は過去何度か取得していて、一度は失うも(数年前に)再び獲得。
シェフはクリストフ・ジベール氏が努めます。
ぼくは実のところさほど食通ではないのですが(ジャンクフードジャンキー)、ラ・ベには年一回、このシーズンに訪れるようにしています。※ミシュランによると、大阪で1つ星フレンチは14件、2つ星は1件、3つ星は0件
この時期、リッツ・カールトン大阪はクリスマス一色
リッツカールトン大阪は比較的コンパクトなホテルで、先進性よりも重厚感や落ち着きを押し出したホテル。
ロビー付近はこんな感じでクリスマスツリーが展示されています。
ロビーにはお菓子の家。
中にはリッツカールトンのマークにも使用されているライオンが。
頂いたコースは「ラ・ベ」
ラ・ベはけっこう格調が高いレストランなのでドレスコードがあり、ディナータイムだと「エレガンス」指定。
軽装はアウトということになり、もちろんぼくがいつも着ている「ジャージ」もNG。
よって無難なスーツを着てゆくようにしています(ぼくがスーツを着るのは、ラ・ベに行くときか冠婚葬祭くらいしかない)。
ちなみに「ラ・ベ」とはフランス語で「湾(La Baie)」をあらわし、その名の通りシーフードを得意としているようですね。
そして今回注文したのは店の名を冠したコース「ラ・ベ(15,000円、税抜)」。
そのほかにもいくつかのコースがあり、「キッチンツアー」つきの豪華版も。
まずはシャンパンにて乾杯ですが、ぼくはアルコールを一滴も飲まないので「ノンアルコールシャンパン」。
パンは木箱に入って出てきて、冷めないようにナプキンがかけられています。
バターは通常のものと海藻入りの二種。
あわせて試験管のようなものに入った塩もついてきます。
まずは「食前のお愉しみ」。
「フォワグラカナールと仔鳩のテリーヌ パンドエピスとシェリーヴィネガー ピクルス」。
続いて「ホタテ貝柱と大蕪のコンソメ 柚子風味」。
「甘鯛のクリスピー 野菜のコンポテ 甲殻類のスパイスソース」。
これはずいぶん前からあるので人気メニューだと思われますが、たしかに美味。
ちょっとずつソースが変わったり、バージョンアップを繰り返しているようです。
「パンタードのファルシー スパイス風味 貝とポテトのコンポテ シェリーヴィネガー風味のジュロティ」。
ほぼ意味不明な料理名ですが、ホロホロ鶏を使用しています(初めて食べた)。
ちなみに+2500円で「和牛フィレ肉のロースト コーヒーバター 赤ワインソース」にも変更可能。
そして「アヴァンデセール」、フルーツコンポテ 弓削牧場のフレッシュチーズムース。
デザート前デザートというヤツですね。
さらにデザートのメイン、「香り高い洋梨のマリネ レモンシブースト スペキュロスクッキーと塩キャラメルのアイスクリーム」。
ほかの料理もそうですが、皿の上にいろんな食感そして味覚が存在するという感じ。
このあたりがフレンチの奥深さなのかもしれません。
そしてコーヒー(もしくは紅茶)とプティ・フール。
デザートの後にまたデザートということになりますが、木製のブロックの上に「3つ」の小さなスイーツが乗って出てきます。
「いや、いちばん左にもう一個乗っけられるスペースあるじゃない?もう一個ちょうだい」と思っていると、その後「シェフからのサービスでございます」と「4つ目」が運ばれてくるという演出つき。
なお、ラ・ベは予約時に「記念日」など利用の目的を伝えておけば、なんらかの演出そしてサービスを行ってくれるというありがたい一面も(フレンチレストランではけっこう多いけれど)。
さらにはソファなど「いい席」を取っておいてくれることも多く、よってなんらかのイベントの際にはけっこうオススメ。
ラ・ベの店内はシックで(本物の)暖炉があり、スタッフの対応や知識も申し分なく、適度にフレンドリーなところもいい、と考えています(”雰囲気”まで考えると、この価格はかなり安い、とも思う)。
フレンチレストランのいくつかはホワイトを基調にしたクリーンな店構えを持つところもありますが、やはり食事を摂るにはこういった落ち着いた雰囲気のほうがいいかもしれませんね(これまでに数件を訪れた上での経験から)。
もちろん駐車場も完備、駐車サービスも
そして当然ホテルなので駐車場も完備され、ラ・ベの利用時間+アルファの駐車サービス券が出ることになり、これもありがたい部分です。
なお、ザ・リッツ・カールトン大阪の駐車場は他の車と並ばず、「1台のみ」で駐車できるスペースが多く(ドアパンチを避けることができる)、かつ出庫時には係の人が駐車券を処理してくれるので精算機にクルマを寄せる必要がないのもスポーツカー/スーパーカー乗りにとって助かるところだと思います。
余談ではありますが、1Fのケーキショップは「クリーム」が美味しく(リッツカールトンは乳製品に相当なこだわりがあるようだ)、ここのケーキやパンも(おみやげに買って帰るのに)オススメです。