| 日常使いするにはG-SHOCKが「ベストな腕時計」だと考えている |
さて、カシオG-SHOCK”新フロッグマン(GWF-A1000-1A2JF)”を購入。
ぼくはとくにG-SHOCKのコレクターではないものの、「日常使いするにはGショックに勝る腕時計はない」とも考えており、状況に応じていくつかを購入しています。
なお、G-SHOCKがベストだと考える理由については「1.タフソーラー内蔵で電池交換不要(モデルによる)」「2.自動時刻修正機能付きで時刻合わせが不要、かつ狂わない(モデルによる)」「3.一定年齢以上の男性が身につけていても恥ずかしくはない(ぼくの主観)」「4.傷や衝撃を気にしなくていい」。
やはり電池交換不要なのは安心
ここでざっとその理由を述べてみたいと思いますが、まずは「1.タフソーラー内蔵で電池交換不要」。
これはっけこう重要な要素であり、たとえば、いざという時に頼りにしていた腕時計の電池が切れていたりすると「え?」となってしまいますよね。
スントの一部の腕時計のように、電池を入手でき、コインさえあれば裏蓋を開けて簡単に電池交換ができればいいのですが、多くの腕時計は精密ドライバーなどがないと電池交換を行うことが難しく、「出先で電池が切れればどうしようもない」。
そして電池は「いつ切れるかわかわらず」、スント・エレメンタムのように1年も電池が持たない場合は不安から身につけるのもためらわれるほどです(これが問題となったのか、4年間で6回の電池交換を無料で行ってくれるようになった。4年で6回も電池が切れるのはちょっと異常だとは思いますが)。
そして、今回の新フロッグマンについては「ソーラー充電可能」ということで電池交換を行う必要がなく、「いつでもどこでも」安心して身につけて出かけることが可能となるわけですね(自動巻きの腕時計も同様に”電池切れ”の心配は無いが、正確性という点では懸念が残る)
自動時刻修正機能付きで時刻合わせが不要なのは非常に便利
そしてG-SHOCKの多くのモデルは「電波」にて時刻修正を行い、それが難しい場合はスマートフォン(アプリ)経由にて時刻合わせが可能。
このアプリ(G-SHOCK Connected)は非常に優秀で、腕時計が多機能化することで(腕時計側でちまちまとボタンを駆使しての)操作が難しくなったという問題を一気に解決しており、腕時計の機能や設定をスマートフォンにて簡単に行うことができるようになっています。※そのためか、説明書がかなり薄くなっている
そして腕時計本来の「正確」という機能を極限まで高めた性能を持っていて、文字通り「秒」刻みで動くことの多いぼくにとってはありがたい存在。
なお、電波やGPSにて時刻を正確にあわせてくれる腕時計もほかにたくさん存在するものの、やはり「総合得点」ではG-SHOCKに及ばないとも考えています。
G-SHOCKはオッサンでも許される
そしてG-SHOCKの特徴として「クラスレス」というものがあると考えていて、クルマでいうとフィアット500やミニのようなものであり、これらはコンパクトカーではあるものの、しかしこれにいい年をした男性が乗っていたとしても「お金がない」とは思われないということに似ている、と捉えています(あくまでも主観。そう思わない人もいる)。
腕時計だとスウォッチも似たようなポジションではありますが、スウォッチにせよG-SHOCKにせよ、代替性のない製品であり、つまり腕時計というよりは「スウォッチというジャンル、G-SHOCKというカテゴリ」とも言える製品であって、どんな身分の、どんな年齢の人が身につけていようとも「ああ、この人はこの製品が好きで身につけているんだな」という判断になるんじゃないかと考えているわけですね。
ただ、それも時と場合によるとは考えていて、あくまでもTPOにあわせてG-SHOCKを選ぶようにしています(もはや現代では、腕時計は自己主張やセルフブランディングのための道具であり、使い方を間違えることはできない)。
加えて、ときどき(いわゆる)高級腕時計を身につけるのに疲れるときもあり、そういったときはG-SHOCKでホッと一息つきたくなる、ということも。
G-SHOCKの真骨頂はタフさにある
そしてもちろんG-SHCOKといえば「タフ」。
傷をきにせずガンガン着用でき、修理が必要になっても比較的安価でパーツの交換を行うことが可能です。
たとえばステンレススティール製のケースやゴールドのケースを持つ腕時計で、かつケース側面にポリッシュが掛けられている場合、どうしても衣類とケースとの摩擦による傷が気になってしまいますし、さらにはバッグの中に手を突っ込んだ際の、(バッグの)ジッパーや収納物との接触による傷も気になるところ(ぼくが小心者なだけかもしれない)。
ただしGショックの場合は、そういった細かいことを気にせずに使用することができ、たとえばバイクに乗る際も、比較的ハードな素材が使用されたグローブやジャケット(の袖)と接触したり、ジッパーや金具との接触も気にせずにすむわけですね。
フロッグマン「GWF-A1000」はこんな腕時計
そこで今回購入したGWF-A1000ですが、これは従来モデルの「デジタル」に対して「アナログ」。
カシオによると、「第7世代となる次世代機にはパラダイムシフトが必要だった」とのことで、そのための答えがアナログ化であった、といいます。
これまでにもフロッグマンのアナログ化を行う機会はあったそうですが、「デジタル式のフロッグマンでできていたことをアナログでも行う」ようにするのは並大抵のことではなく、しかし現代ではそのための技術革新が得られたなど、”条件が揃った”ために今回のアナログ化に踏み切ったようですね。
なお、アナログの特徴として「直感的に状況を把握できる」というものがあり、これは潜水時に頭を使わなくても良くなる=脳の酸素消費量を減らすことができる、というプロフェッショナルな理由もあると紹介されています。
見た目は「左右非対称」を採用し、これは紛れもないフロッグマンの特徴。
ベゼルはメタルですが、この見せ方にはハッチや舷窓をモチーフとして取り入れている、とのこと。
そのほか、大きなりゅうず、ベゼルを抑える「爪」のサイズ感や位置、フロントビスの配置によってアシンメトリー感を強調しているようですね。
ベルト(バンド)は新素材のフッ素エラストマー(G-SHOCK初採用)。
企画段階では「ケースとベルトとが一体化したデザイン」だったそうですが、そうすると付け根部分がたわんでフィット感が損なわれるため、その解決策として導入された素材なのだそう。
体感的には、「陸G」のウレタン、「空G」のカーボンファイバー織り込みベルトに比較すると硬く、弾力性があるようです。
ケースはカシオが2019年に実用化した「カーボンコアガード構造」。
GRAVITYMASTERにて初採用されたもので、強度と気密性を保つこと、そして同時に軽量化が可能となり、これもまたアナログ化に貢献した、とされています(たしかに最近のカシオはやたらアナログモデルを連発しているが、様々な技術革新によって可能となったことが多いようだ)。
ちなみにカエルのデザインも新しくなり、手には「アナログ針」を持ち、目には「フロントビス」。
もちろんLEDによるスーパーイルミネーターも装備し、風防は内面無反射コーティングが施されたサファイアガラス。
視認性を考えるとアナログ針は大きく作ったほうがいいものの、そうなると重量がかさむので、衝撃を受けた時に針が落ちやすくなります。
そこでカシオでは、視認性を担保できる、広い面積を持ちながら軽量性を保つため、針を「極限まで薄く」作ったと述べています。
なお、定番カラーとしては「ネイビー(1A2)」「レッド(1A4)」「ブラック(1A)」がありますが、今回ぼくが選んだのはブラック。
視覚的なインパクト(ブラックとイエローとのコントラスト)がもっとも強かったことがその理由です。