| ボクはこういった展示イベントにやってくる人々を見るのもけっこう好きである |
ランクルほど幅広い客層を惹きつけるクルマも珍しい
さて、ランドクルーザー250の展示(グランフロント大阪)を見てきたのでざっとその印象を紹介したいと思います。
展示車は「ZX」「ZX ファーストエディション(トヨタ純正オプション+モデリスタ用品装着車)」「ZX ファーストエディション(JAOS / Toy-Factory製カスタムパーツ装着車)」の3つで、ボディカラーは「アバンギャルドブロンズメタリック」と「プラチナホワイトパールマイカ」の2種類です。
新型ランドクルーザー250を見に来ていたのはこんな人たち
なお、会場にはとんでもない数の人がおり、その客層は大きく分けると「若いキャンパー風カップル」「ランクルおじさん」「全身ルイ・ヴィトン+ロレックス・デイトナおじさん」「有閑マダム」。
前2つはこれまでのランクルの主要な客層、そして後ろ2つはメルセデス・ベンツGクラスやランドローバー・ディフェンダーに乗っているような人々という印象ですが、とにかく相当に幅広い人々の注意を惹いているようで、ぼくがこれまでに出かけた展示会の中ではもっとも人口密度が濃かったのではという印象(その次はスバル・レヴォーグ)。
ちなみに乗車するには長蛇の列ができており(それでも一人あたりの乗車時間は2分に限定されていた)、とても並ぶだけの時間がなかったので今回は外観を見てきたのみにとどまります。
こういったこともあって見るのも一苦労」であったわけですが、そんな中で一番注目度が低かったのが「ZX ファーストエディション(JAOS / Toy-Factory製カスタムパーツ装着車)」。
その理由は不明ではありますが、ラギッドな雰囲気がセレブ層に敬遠されたのかもしれません。
そして装着されるオプションパーツには解説がなされ・・・。
これはかなり親切な展示方法だと思います。
このバンパーキットは(ぼくは光りもの大好きなので)なかなかナイス。
フロントグリルの「TOYOTA」文字はホワイトに見えるものの実際にはシルバー(展示車両はプロトタイプとの但し書きがあり、市販バージョンでは変更があるかも)。
ぼく的には納車後にホワイトもしくはブラックにペイントしたいとも考えています。
グリルの上の方は比較的凝った造形を持っており・・・。
ちなみにこのフェンダーのリベットは「ダミー」。
実車を見て初めてその構造に気づいたのですが、フロントフードの後ろの方はなかなかに面白い構造を持っています。
フロントウインドウへの反射を抑えるためにブラック部分を設けているのかもしれません。
このサイドステップはなかなかに魅力的だと思います。
標準でも一応サイドステップは装備されていて、ノーマルだとこんな感じ。
マッドフラップはかなりヘビーデューティーな感じ。
こちらはオプションのベッド。
なお、ボディパネル表面の造形も興味深く、いうなれば粘土の塊をスプーンでサクっと削り取ったようなラインを持っています。
この「削り取られたようなライン」はフロントフェンダーにも反復され・・・。
なかなかに面白い処理だと思います。
サイドから見るとこんな感じ。
おそらくランクル250においても一番人気はホワイトになるんじゃないかと思われますが、こういった複雑なラインを楽しむのであれば、メタリック系や濃色系のほうが適しているのかもしれません。
そのほか、ボディの随所には「平面と曲面」「直線と曲線」という異なる要素が巧みに用いられているようですね。
一方でフロントフードは「滑らか」な局面で構成され、ランクル300のような「中央がくぼみ、両端が盛り上がる」デザインではありませんが、それはランクル250にはV型エンジンが搭載されないからなのかもしれません(ランクル300の場合、それまでのランクルにV8エンジンを積んでいたことから、V型エンジンを視覚的に表現した”両脇が盛り上がる”デザインを採用している)。
なお、フロントバンパー左右の「パネル」は視覚的なアクセントとして機能しますが、バンパーを分割することで「破損時の修理を容易に、そして低コストで」行えるように配慮しているともアナウンスされています。
ちなみに「ファーストエディション」のホイールはマットブラック仕上げですが、トヨタはクラウンにおいても特別仕様車にマットブラックのホイールを用いており(ランクル250 / クラウンでの標準ホイールはグロスブラック)、トヨタは今後も「(ボディカラー含めて)マット」を特別扱いとする傾向を強める可能性がありそうですね。
なお、こちらはモデリスタのホイールで・・・。
JAOS版。
新型 トヨタ ランドクルーザー250を見てきた際の動画はこちら
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