製造にかかるのは3000時間、アルミ製なので見た目はシルバーに
以前に「4種類あるアストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガートすべてをコンプリートした男」を紹介しましたが、それに引き続きその中の1台、ヴァンキッシュ・ザガート・ヴォランテが別のオーナーへと納車に。
その様子を紹介するのは「4台コンプリート」時と同じくユーチューバーのMr JWW氏。
そしてこれらを納車するのはイギリスにある「アストンマーティン最古のディーラー」とのこと。
アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガートは「超」限定モデル
アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・ヴォランテは「ヴァンキッシュ・ザガート」シリーズの第二弾で、エンジンは5.9リッターV12、出力は600馬力(ノーマルのヴァンキッシュは576馬力)。
限定台数は99台、その価格は8600万円といわれるものの、転売物件として登場したヴァンキッシュ・ザガート・ヴォランテはいずれも1億円を大きく超えており、相当な人気があるようです。
ちなみに「第一弾」はヴァンキッシュ・ザガート”クーペ”で、「ヴォランテ」はそのオープンモデル。
アストンマーティンは「オープン」「コンバーチブル」という呼称を用いず、オープンモデルについては代々「ヴォランテ」という名称を付与しています。
ヴァンキッシュ・ザガートのフロントグリルは430万円
そして今回Mr JWW氏が動画で紹介するのはヴァンキッシュ・ザガートシリーズにオプションとして用意されるアルミ製の1ピースグリル。
ノーマルは樹脂製のブラック仕上げだそうですが、ヴァンキッシュ・ザガートのクラフトマンシップにふさわしい品質を持つこのグリルは製造に3000時間を要し、その価格なんと430万円。
なお、この価格はフロントグリルに加えてテールランプ脇左右あわせて3ピースの価格だそうですが、とにかく高価ですね。
製造についてはCNC加工にて行うそうですが、デザイン自体はノーマルのグリルと一緒で、ノーマルはおそらく鋳造、このオプションのグリルは「削りだし」。
さらに機能がなにか変わるわけではなく、むしろ重量が重くなる分(しかも前後オーバーハング)性能ダウンとなってしまうパーツでもありますね。
ちなみにこちらがノーマル。
430万円も支払うのであれば、なんらかの機能的な向上があったり専用デザインがあったほうがいいのではとも考えますが、こういった部分に430万円をポンと支払える人が真のお金持ちなのかもしれません。
ちなみに「3000時間」というとアストンマーティンOne-77まるごと一台を製造するのに要するのと同じ時間だそう。
それでは動画を見てみよう
こちらがその驚異のグリルをイケメンユーチューバー、Mr JWW氏が紹介する動画、「Aston's £30,000 Optional Extra! Zagatos & Coffee」。
VIA:Mr JWW