| アストンマーティンはおとなしく夜(ガソリンエンジンの終焉)を迎えるつもりはないようだ |
それでこそやっぱりアストンマーティン
さて、このところアストンマーティンが頻繁にティーザー画像や動画をリリースしているのが「新型V12ヴァンテージ」。
今回はその猛々しいサウンドを収録した動画を公開していますが、あらためて「さすがアストンマーティン」だと思わせてくれる仕上がりとなっています。
「アストンマーティン」というと英国紳士的なイメージがあるものの、実際には非常に獰猛な性質を持っていて、「スーパーセブンを豪華に仕立てあげたクルマがアストンマーティンであり、その外観に惑わされることなく、本質を見極めなければならない」と語った評論家もいたほど(実際に運転してみると、あまりのじゃじゃ馬ぶりに驚かされる)。
やはり「最後」のV12エンジン搭載モデルはこうでないと
アストンマーティンV12ヴァンテージは「アストンマーティン最後のV12エンジン搭載モデル」となる見込みですが、つまりはもう二度と(同社では)V12エンジン単体を動力源とするクルマは作られないということになり、よってその存在は「これまでの限定モデルに比較しても、ずっと特別」ということに。
そして、そういった特別なモデルのサウンドが「大人しい」わけはなく、今回のティーザー動画を見る(聞く)限りでは、間違いなく「最後のV12エンジン搭載モデル」にふさわしい仕上がりとなりそうです。
アストンマーティンは静かに余生を過ごすつもりはないらしい
今回アストンマーティンの公式インスタグラムに投稿されたティーザー動画では、「do not go gentle into that good night」というキャプションと、動画の最後には「never leave quietly」というフレーズを見ることができ、ここからしても「とにかく刺激的なサウンド」を実現するであろうことも予想できます。※”do not go gentle into that good night”は英国の詩人、ディラン・トマスの詩の引用
ウワサによると、新型V12ヴァンテージは2008年と同じ「RS」の名称を使用し、ポルシェ911ターボSが主なライバルになるとも見られていて、これまでに公開された(ニュルブルクリンクを走る)アストンマーティンV12ヴァンテージのプロトタイプのスパイフォトが示すように、大きなリアウイング(これは今回のティーザー動画でも確認できる)のほか、そのアップグレードされたパワーに見合うだけの、数々の専用装備を持つことが予想されます。
なお、このV12ヴァンテージ「RS」が、同じくV12エンジンを搭載したV12スピードスターと同じエンジンを使用すると仮定すると(おそらくはそうなりそう)、ツインターボにて加給された5.2リッターユニットが搭載されるということを意味します。
V12スピードスターでは、このV12エンジンが690馬力(515キロワット)と555ポンドフィート(753ニュートンメートル)の強大なパワーを生み出し、わずか3.4秒で時速62マイル(時速100キロメートル)にまで加速させることとなりますが、V12ヴァンテージRSは(たぶん)V12スピードスターよりも軽量だと思われるので、V12スピードスターよりも優れたパフォーマンスを誇ることになりそうですね。※V12スピードスターを購入した顧客に配慮し、V12ヴァンテージは650馬力程度に抑えられるという話もある
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参照:astonmartinlagonda