| アストンマーティンというと「ジェントル」なイメージがあるものの、その本質はやはり真のスポーツカーであるようだ |
その姿からはここまでのサウンドを発すると想像することは難しい
さて、アストンマーティンが「The Sound of Aston Martin」なる動画を公開。
これはアストンマーティン現行各モデルのエキゾーストノートを収録したもので、なかなか聴く機会のないそのサウンドを体感させてくれる内容となっています。
ちなみにアストンマーティンは英国のブランドということもあって「高級」「紳士的」という印象があるのですが、実際に運転した印象だとその性格は「かなり凶暴」であり(そういえば、英国車は過激なクルマばっかりだったな・・)、「アストンマーティンは実はこんなクルマだったのか・・・と(いい意味で)驚かされたりします。
(名前は失念しましたが)ある評論家が「アストンマーティンの外観に騙されてはいけない。あれは、スーパーセブンにラグジュアリーな衣服を着せただけの、じつは伝統的な英国のスポーツカーとしてスパルタンな性格を持ったクルマである」と述べていて、まさに”言い得て妙”かもしれません。
アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ
そしてまず動画に登場するのはDBSスーパーレッジェーラ。
搭載されるのは5.2リッターV12ツインターボ、715馬力という(ヴァルキリーを除くと)もっともパワフルなクルマです。
ちなみにエンジン始動時にはとんでもない轟音(耳元でライオンが吠えているようなサウンドだと評される)を発生させ、しかしスタートボタンを長押しすれば音量を抑えた「サイレントモード」で起動します(ぜひランボルギーニにも導入してほしい)。
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アストンマーティンDB11
ぼくはDBSスーパーレッジェーラを運転したことはありませんが、同系列のV12エンジンを積むDB11に乗った時、アクセルを踏み込むととんでもなくテールが暴れだし(もちろん意図的にそういった味付けがなされている)、その内外装の美しさとのギャップに驚かされた記憶があります(もちろんそこにネガティブな印象はまったくなく、そのギャップに惚れ込むこととなったわけですが)。
なお、アストンマーティンのクルマはそのパワーに比較して0−100km/h加速タイムがあまり速くはなく、ただしそれは「意図的にテールスライドを誘発する」設定に起因するものと思われ、数字ではなく、実際にオーナーのみが体感しうる「楽しさ」を重視したからなのかもしれません。
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アストンマーティンDBX
次はアストンマーティン初のSUV、「DBX」。
SUVという性格、そしてそのラグジュアリーなルックスからは想像もできない暴力的なサウンドを放っていますが、これは搭載される(メルセデスAMG製の)4リッターV8ツインターボのひとつの特徴かも。
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アストンマーティン・ヴァンテージ
そして次も4リッターV8エンジンを積むヴァンテージ。
ただ、このエンジンはメルセデスAMG製といえど、アストンマーティンは独自のチューンを施している模様(メルセデスAMGのクルマに比較すると、音が揃い、やや高いサウンドを発生しているように思う)。
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ちなみにドライブモードはGT(いわゆる”コンフォート”)、スポーツ、スポーツプラスの3つがあったと記憶していますが、エンジンスタート時には「スポーツ」がデフォルトとなるよう設定されており、「GT」ではないところがこのクルマの性質を表しているのかもしれません。
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アストンマーティン・ヴァルキリー
ヴァルキリーは「自然吸気エンジン史上、最高の出力である1140馬力を発するV12エンジン」を積んでおり、そのサウンドは完全に(V12エンジン搭載時代の)F1マシンそのもの。
レブリミットはなんと11,000回転であり、別次元のサウンドを奏でています(おそらくアストンマーティンは、このヴァルキリーのサウンドを紹介したかったがために今回の動画を作成したんじゃないかと思う)。
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アストンマーティンがそのエンジンサウンドを紹介する動画はこちら
参照:Aston Martin