| 全生産台数は19台のみ、このクルマを自分の目で見ることができる幸運な人間は多くはないだろう |
ネット上の目撃例であってもこれまでに「2件」しか記憶にない
さて、アストンマーティンが2019年に販売した「DB4 GTザガートとDBS GTザガート」の2台セット。
これはアストンマーティンとザガートとのコラボレーション60周年記念を記念したもので、その価格場なんと(セットで8億8000万円という設定となっています。
ただし売れ残ったという話も聞かず、そしてDB4 GTザガートのほうは将来的に非常に高い価値を発揮すると考えられるので、おそらくは「(この価格にかかわらず)即完売」だったんじゃないかと思います。
参考までに、このアストンマーティンDB4 GT ザガートは1960年代に活躍したレーシングカーで、職人が手で叩き出したアルミ製のボディパネルを持っており、搭載されるエンジンは3.7リッター直6。
当時19台のみ製作されていますが、ザガートが1919年に創業したということ、そして発表年が2019年であったという「19」つながりにて今回19台のみが新たに「当時の製法と設計のまま」再生産されており、つまりは”新車”ということになりますね。
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アストンマーティンが1960年代に生産していた「DB4 GT ザガート」を19台のみ復刻し、完成車を公開。当時と同じ技術、製法を使用しながらも要所要所は現代風に
| 販売はDBZ GT Zagatoとのセットで8億8000万円に | 先日アストンマーティンが生産を開始したと発表した「DB4 GT Zagato」。これはアストンマーティンが「2台ペアで19セット ...
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いずれもこれ以上無いほどのレアカー
ただ、DBS GTザガートの方も(DB4 GTザガートに合わせて)19台しか生産されていないため「相当なレアカー」。
さらに今回動画に登場する個体は2台しか生産されていない右ハンドルのうちの一台だといい、その希少価値は計り知れないレベルにあると思われます。
このDBS GTザガートのベースはDBSスーパーレッジェーラで、搭載されるエンジンは5.2リッターV12ツインターボ、そして出力は760馬力に増強されることにより特別感が強調されています。
Aピラーからルーフ、リアセクションにかけてはカーボンファイバー製、そしてウインドウ上面の「直線」カットが特徴的(スゴいデザインだな・・・)。
ルーフからリアにかけては一枚もののカーボンファイバーが採用され、ルーフ上部の形状はザガート特有のダブルバブル。
後方視界は「ゼロ」なので、後方の確認はカメラにて行うと(発表時に)紹介されていますが、見たところカメラを確認できず、しかしザガートだけあってうまく隠しているのでしょうね。
テールランプ形状も一連のザガートシリーズと共通するもの(ブガッティ・ディーヴォやアストンマーティン・ヴァルキリーと並び、自動車史上もっともスペクタクルなテールランプのうちのひとつ)。
ちなみにフロントグリルは「全閉」に見えるものの、アクティブシャッターを採用することでグリル内の「108個の」エレメントが必要に応じて開閉します(もちろん、これは閉じている状態)。
動画ではロンドン市内のアストンマーティンのショールーム内へとこの車両を格納しているようですが、歩道が狭いために何度か切り返しを行っているもよう。
なお、ロンドンのディーラーはこういった市街地にあったり、納入口の間口が非常に狭いこともあり(このディーラーはかなり広い)、車両の出し入れにはかなり苦労することが多いようですね。
そして無事に格納完了。
アストンマーティンDBS GTザガートを紹介する動画はこちら
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参照:TheTFJJ