| 最近はスポーツカーもラリー流行り |
ジャガーがなんと「F-Type」のラリー仕様を公開。
しかも「クーペ」「オープン」が存在するうちのオープンモデルを選んでラリーカーに仕立て上げるという離れ業をやってのけていますが、さらに製作した2台のうち両方ともがオープンモデル。
なおエンジンは2リッター4気筒296馬力ですが、駆動方式についてはFRなのか4WDなのか非公開となっています(オープンモデルのFタイプには”4気筒+AWD”は存在しないのでFRかも)。
なぜ?オープンカーなのに本気のラリー仕様
ジャガーは最近「スポーツカーの歴史70周年」を記念しF-Typeに”チェッカーフラッグ・エディション”を公開していますが、カラーリングはその特別仕様と良く似ており、さらにジャガーはこのF-TypeにFIA承認のロールケージやレーシングシート、6点式ハーネスを装着し、消火器やアディショナルランプも装着済み。
加えてブレーキの強化、調整式ダンパーの装着、LSDをレース用、タイヤとホイールもラリー用へと入れ替え、そして油圧式ハンドブレーキも装備。
オープンカーでラリー競技に参加すると、自分や他のクルマの跳ねあげた石が直接ヒットしそうではありますが、そのぶん面白そう。
オープンモデルなのにこんなにジャンプして大丈夫か・・・
反面、オープンモデルならではの楽しさもあると思われ、このクルマを走らせるのは相当にワイルドな経験となるのは間違いなし。
インテリアはこう。
ドア内張りの「ジャガー」がなかなかナイス。
ステアリングホイールの横に突き出ている油圧サイドブレーキが「いかにもラリーカー」ですね。
ちなみにポルシェも最近「ケイマンGT4ラリー」を実際に競技へと投入していますが、今後「スポーツカーをラリー競技へ」の流れが加速するようであれば、「色々と面白いことになりそうだ」とも考えています。
それでは動画を見てみよう
こちらがジャガーF-Typeのラリーカーが飛ぶように駆け抜ける動画、「Jaguar F-TYPE | Rally Car」。
もとのF-Type、そして今回のF-Type”ラリーカー”をデザインしたイアン・カラム氏は「スポーツカーをラリーカーに仕立て上げるという機会はそうそうない。いかに現代のスポーツカーに過去のラリーカー風要素を持たせるかがポイントだったが、このラリーカーにはかつてのXK120のイメージを反映させている」とのこと。
このジャガーF-Typeは今後プロモーションのために世界各地を回るようですね。